今日も今日とて愛される[2]

仕方ない ページ5

フィンラルの空間魔法で行けるのがせめてもの救い…



ﾊﾞﾈｯｻ「気をつけてね」

ﾏｸﾞﾅ「アスタ！ノエ公！頑張ってこい！」

フィンラルの空間魔法が開く

未だいじける私に、ヤミはあの時のようにベシっと叩いた。また、少し痛い

ﾔﾐ「ちゃっちゃっと済ませてこい！」

『はいはい、分かってるよ』

背中に残る痛みに、少し懐かしさを覚えた




ﾌｨﾝﾗﾙ「んー、じゃあ僕はナンパしに行こうかな〜！」

ｺﾞｰｼｭ「俺は妹に会いに行っていいですか？」


ﾔﾐ「死ぬ覚悟があるならな」



一瞬でムードぶち壊すヤミも今ではもう慣れた



＊




ﾌｨﾝﾗﾙ「ここ！夕日が綺麗に見えるんだ！デートをするのにオススメさ！」

ﾁｬｰﾐｰ「帰ったらおやつ用意しておくからね！」


ﾔﾐ「んじゃ、後よろしく」



ｱｽﾀ「うすっ！」

ﾗｯｸ「はーい」



フィンラルの空間魔法で、フィンラル曰く夕日が綺麗でデートにオススメの場所に来た

この近くにあるといいんだけどな魔宮(ダンジョン)


ﾗｯｸ「さてと、こっちだね！」





それから森を歩いて気が倒れていたり、断層ができているところを見つけた

魔宮(ダンジョン)はだいぶ近いみたい


ﾉｴﾙ「どうせなら魔宮(ダンジョン)の前まで送ってくれればいいのに」

ﾗｯｸ「はっはは〜、フィンラルが送れるのは一度行ったことがある場所だけだからね」


『まあ仕方ないよ
箒とか魔法で来るよりは簡単で楽チンだし』


ラックが倒れている木に登った

ﾗｯｸ「でも、魔宮(ダンジョン)の近くでよかったよ！」







うわー、建物が一緒になったみたいなぐちゃぐちゃな構造してるな

ちょっと不気味だし、ダイヤモンド王国の人が来る前に攻略しないとな


ﾗｯｸ「さっ！行こうか！」





in[黒の暴牛]アジト no-saido


マグナは火の玉を回しながら言った


ﾏｸﾞﾅ「なんで魔法帝はアスタのこと知ってんすかね」



ﾔﾐ「あの旦那には……俺たちとは違うものが見えてるからな」


そしてヤミは高らかに笑った

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