自分で壊したもの ページ9
私が下民や平民の皆に優しく接すると兄達はいつも激怒した
「あいつらは私達と生きている世界が違うのだ！」
「お前もそろそろ分かるだろう？」
「私達は貴族だぞ!!」
意味のわからない理屈を並べられ、怒られ。反抗し、兄達には勝てず。服従し、外に出られなくなった
そんなある日、ストレスでおかしくなった。自分の記憶なのか他人の記憶のものなのか、怒りと苦しみ。色々なものがごちゃ混ぜになった
何もかもがどうでもいい、そんな気持ちになった
力で抑え込まれたのなら、力で押し返せばいい
そっちがその気ならこちらも対抗しよう
あの時はいっぱいいっぱいだった
………今ではこれも言い訳に聞こえる
「ま、待て
俺たちはお前の兄だぞ！
兄に逆らってもいいのか？！」
私の家は元々、ほかの貴族より魔力が少し高かった。そして私は、兄妹の中で一番魔力が高かった。……そうだ、私はやれば出来る！こんな生き物に負けるはずないんだ！
『待たないし、兄でもないし、待つ気もない』
一言言うと、私の炎が兄達を包んだ
「ァァアアア！！！熱い熱い！！」
「助けてェ！！」
「ま、まだ！死にたくない！！ｧｱｱｱ！」
兄達の断末魔を聞きながら、私は笑っていた
それから断末魔で親が来た。まるで仲間を呼んだみたいだ
「A?!」
「早く消しなさい!!兄さん達が死んでもいいのか?!!!」
その質問に思わず「ははっ」と笑った。両親は訳が分からないという顔をした
まあそりゃそうだろう
兄が死んでも笑っていられる妹なのだから
それから両親おも殺したと思った。別になんとも思わなかった、その時は。
『あーあ本当に脆いな』とまた笑った
それから兄が焼けて死ぬ前に
氷創成魔法が使えるようになった
「こんな子供が1人で？！！！
しかも魔法の属性が違うぞ？！」
「あぁ、どうやら家族から盗ったらしい…
あれは子供じゃない
子供の形をしたバケモノだ」
「まずい…昔あいつに”偽善者”って言っちまった……
俺も殺されるのかな」
兄妹が死に、両親は駆けつけた騎士団の
だが、私との面会を拒否し、親権を捨てた
「もう二度と会いたくない」と父の怒声が聞こえた
あーぁ、なんだ本当に脆いなぁ…
何故かその時は面白くなかった
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柏餅(プロフ) - 好きすぎます！ (3月13日 22時) (
レス) @page50 id: 55951e8f98 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - †NANA†さん» 報告ありがとうございます！全て直しました！ (2019年2月24日 23時) (レス) id: ac6852a1fa (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - 物語の修正者ルオさん» 報告ありがとうございます！！もちろんラックにもしてもらいました！ですが見返りは大きいですね(￣∀￣)返信遅れてすみません↓ (2019年2月24日 23時) (レス) id: ac6852a1fa (このIDを非表示/違反報告)
†NANA†(プロフ) - ページ19で、「取ってきた」が「取っきた」になっています。 (2018年5月2日 13時) (レス) id: 288d462176 (このIDを非表示/違反報告)
物語の修正者ルオ - 報告:見見「私“の(も)”少し減ったレベル」名前「シル“バ(ヴァ)”ンタスシュナウザー」 皆にあーんしてもらったという事はまさかラックにも…！？羨ましい…( 今後も無理しない程度に頑張ってください (2018年4月6日 23時) (レス) id: f5bd7c881a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆき | 作成日時：2018年2月23日 19時
