bedfellow ページ28
sk「阿部ちゃーん！」
撮影が終わって早々、先程の忠告をもう忘れたのか抱きついてこようとする佐久間。
どう…するのが正解なんだろう？突き飛ばすのはさすがに危ないし…と、考えていると
ｸｲｯ
「おぅえ？」
sk「あーもう見つかったかー。」
俺の体は彼の腕の中に閉じ込められいた。恐る恐る顔を見上げてみると、笑ってはいるけどどこか黒い笑みだ。
mg「俺、さっきスキンシップはしすぎないように…って、言いましたよね？」
iw「そうだよ佐久間。さっきの今は早すぎる。もうちょっと時間が空いてからにしないと。」
mg「岩本くん…どっちの味方なんですか？」
fk「しょうがないね、照が阿部ちゃんと佐久間に甘いのはファンも知ってるし。」
くすっと笑ってしまいそうな、いつも通りの光景。話の流れでなのか、康二がスっと手を挙げて
kj「めめ、俺もめめに抱きついちゃだめなん？」
と、もう既に答えは分かっていてそれを待つような表情を浮かべて聞いた。
mg「俺のハグ、阿部ちゃん以外には安くないから。」
顔に熱が集まるのを感じて少し下を向いてしまう。
とは言っても、俺の顔は既に彼の胸に隠れるような形になっていてそう易々と顔は見られないはず。…そう思ったのが間違いだった。
ru「阿部ちゃん耳まで赤くなってるよ。」
nb「ん？…あ、本当だ。」
そんなことを言われればさらに顔と耳が熱くなるのを感じる。どうしたものかと悩んでいると
mg「阿部ちゃん、顔見せて。」
なかなか断りづらいオーダーが飛んできた。俺としては今すぐにでも穴に入りたいけど…
「…こ、これで、いい？」
恐る恐る顔を上げると、言葉にならないくらいの優しい笑みを浮かべた彼と目が合った。
やっぱり綺麗な顔だな、なんて呑気なことを考えていると
ﾁｭｯ
突然彼の顔が近付き、聞こえたリップ音とおでこに感じた柔らかい感触。
「へ…な、え？」
iw「見せつけてくれるな〜。」
fk「あ、ちょっ、ラウは見ちゃダメ！」
ru「え〜、俺もう高校生だよ〜。」
kj「…これから絶対デレデレするやん。」
sk「さ、佐久間さんの純粋無垢な阿部ちゃんがぁ…。」
nb「お前…後で怒られても知らねえぞ。」
dt「楽屋では程々にね。」
mg「阿部ちゃんが可愛すぎることをしなければ。」
きっと、俺の速すぎる鼓動に気が付いているのは彼だけだ。
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Ju(プロフ) - 玖黎さん» SNSしておられたらフォローしたいな…と思っておりました、IDが載せられないのでやはりしておられなかったんですね（;;）キリンのように首を長くして待っていたので読者として私も安心です。主さんのペースで、頑張り過ぎないで下さい。また感想綴りにきます^^ (2021年6月9日 2時) (
レス) id: daebecd63d (このIDを非表示/違反報告)
玖黎(プロフ) - Juさん» ありがとうございます、そのお言葉がとても嬉しいです！SNSをやっていない為リアルタイムで皆様の感想を聞けない分、不安もありましたが無事完結させることが出来て私もほっとしております。この先も、応援していただけると嬉しいです！ (2021年6月8日 20時) (レス) id: 02deec9f9d (このIDを非表示/違反報告)
Ju(プロフ) - コメント失礼致します。完結おめでとうございます！mmabの中で唯一待ち続け、更新中に何度も読み返し更新されては直ぐに読む！を繰り返した作品なのでとても嬉しいです。本編終了後も未だ続くと聞いて興奮が冷めません、とっても楽しみにしています！ (2021年6月8日 18時) (レス) id: daebecd63d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：玖黎 | 作成日時：2021年2月7日 18時
