可愛くてしゃーないねん４

俺だけが知ってる顔《緑赤》 ページ32

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『しげはこう見えて人1倍繊細なんですよ。本当に。やから長年のシンメの俺がこうやってたまには甘えさせてあげな抱え込み過ぎて爆発しちゃうんですよね。』


記者「シンメだから俺が1番重岡さんの事が分かると」


まぁそれもあるし、しげの事が好きやし特別な関係だからって言うのも混ざってる。


『そういう事です！俺が誰よりもしげの事分かってる。』


赤「……ほんま照れるわぁ。それを言うなら俺も神ちゃんの事1番分かってますしファンが見れないような神ちゃんの顔知ってる。な、神ちゃん！」


俺のファンに急にマウント取り出してるんやけど、可愛いかよ


『うん、そやね。』


記者「今日はありがとうございました」


結局30分くらい話し込んで解散ってなったと思ったら


赤「神ちゃーん」


ほら、出た。甘えた声。


『なーにー』


赤「何言うんかってヒヤヒヤしたわ。」


変な事は言わへんに決まっとるのに…あ、それとも


『ホンマに俺しか知らんしげの可愛い顔バラされると思った？』


赤「っ、思ってへんし。」


『俺は別に言っても良かったんやけどなぁ。こんな男前な顔して夜は可愛く俺に鳴かされてますって。』


口をぱくぱくさせて声にならへん声を上げている。顔真っ赤っかやし。


赤「言ってたら嫌いになってたわ。」


ゆっくりしゃがみ込んでで溜息をひとつ零すしげ


『言わへんよ。やって俺以外が知る必要ない顔やもんな？』


しげに目線を合わせる為に俺もしゃがみ込んで綺麗な真っ黒の瞳を見つめる


赤「せやね、神ちゃんはこんな可愛い顔してるのに夜はめちゃくちゃ色っぽくてかっこええ顔してるのも俺だけが知ってればええもんな？」


頬を緩めて、顔を近づけてくるしげ。

犬みたいやわ。


『うん、俺らだけが知ってればええの』


互いの吐息が掛かるくらい近くにしげを引き寄せて、そのまま人が来るかもしれへんって言うスリルを味わいながら1度だけ軽いキスをした。


そんときのしげの顔ほんまに…


いや、言うの辞めておこうかな？やって、


俺だけが見れる特別な顔やから。


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ご愛読ありがとうございます！


久しぶりの更新になってしまい申し訳ございません。

誠に勝手ながら『可愛くてしゃーないねん』シリーズこれにて完結とさせていただきます。

これまで読んで頂きありがとうございました！
コメントやいいねとても嬉しかったです！

次回作(未定)でまたお会いしましょう！


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