可愛くてしゃーないねん４

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『っ！…冷た！！』


もうすぐ唇が当たるってところで照史が自分で買ってたジュースを俺の頬へと押し付けて来た。


橙「そんな物欲しそうな顔しても此処ではあかんな。ハグならしてあげられるで？」


ほら、って腕を広げて俺が抱きつくのを待つ照史。


遠慮がちに腕を伸ばして見ると強く腕を引かれて、肉厚で安心感半端ない体に抱き締められた。


それと同時に南国の香りが鼻腔を擽ってきた。


何やったっけ…照史が好きやいうてた匂い


『…ココナッツ？』



橙「ん？香水の匂いの話？それやったら正解やわ。」


『落ち着く』


こんな場所で？ってなるかもしれんけど、照史の体温と匂いが心地好くて少しだけ眠くなって来た。


橙「おーい、しげ。寝るなよ？」


『ん〜。』


照史の方に頭押し付ける。これには照史もさすがに困ったみたいで


橙「今すぐやめへんとお姫様抱っこでスタジオまで連れてくで？」


『ええし。何ならして欲しい位やし』


橙「え？して欲しいん？」


本心がポロッと口から出てもうたみたいで照史に聞き返された時にようやく気付いた


『いや、ちゃうくて！…違わないんやけど、あー！もう！して欲しいです！』


誤魔化そうと思ったんやけどええ感じの言い訳思いつかんくて、苦しいまんまで居るのも嫌やったから素直に認めてもうた


橙「なんや可愛ええな、しげの癖して」


よいしょ、その言葉と共に俺多分メンバーの中でも重い方なのに照史は軽々と抱き上げた。


『すっご、照史力持ちやん。』


橙「お姫様1人くらい軽々と持ち上げられんとな？顔が立たんわ。」


『誰がお姫様やねん。』


橙「しげ」


何かおかしい事言った？みたいな感じで俺の事見つめてくる照史。


そんな平然とされるとこっちが恥ずかしいわ。


しかも軽々抱き上げられてきゅんってしたし。


何やねんメンバーにきゅんって…

浮気相手≧妻《青赤》→←“ちゅー”か“ぎゅー”か《橙赤編》

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