可愛くてしゃーないねん ２

作戦成功《桃赤》 ページ30

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机の上にしゃっくりしながら伏せてるしげの肩を叩く


重岡「ん？何、小瀧…ひっく」


俺の方に顔向けてどうしたと俺の方見てきたからその唇目掛けてキスしたった


重岡「んっ！？…ちょっと待て何してんねん！あほ！」


案の定肩押し返されて俺はちょっとふらついて後ろへ下がった


『え、何ってキスやん』


重岡「そういう事やなくて、何でしたん」


俺の事警戒して口元押えながら問い掛けてくる。てか気付いてへんし


『しゃっくり止めたろ思って。気付いてないんやな自分。』


重岡「は、何が？」


『しゃっくり止まってんで。』


俺が言ったらやっと気付いたみたいで


重岡「ほんまや、やった！小瀧大好き！」


って突然立ち上がって俺に飛び付いて来たしげを受け止めて抱き締めた。


『あー、はいはい。どういたしまして。』


しげの “大好き” には詐欺と同じくらい引っかかったらアカンねん。誰にでも言う。

友達として好きって事で、俺らの好きとは違うから、絶対騙されたらアカン。


重岡「なんか冷たない？もっと喜んでや」


俺の頬を両手で包んで目合わせてくる。


抱っこしてるからしげの方が目線が上でなんか不思議な気分


『俺にありがとう言わなアカンやろ？』


重岡「ありがとう小瀧。」


って俺のおでこにキスしてきてん。びっくりし過ぎて、手の力抜けて落とす所やったよ。


重岡「わっ、落とさんでや！」


そうするとギュって更に抱きついてくる。

しゃっくり止めただけでこんなにええ事起きるんやな。

幸せや。なんかこういう時間悪くないな。


今言えることとしては


ここにメンバーおらんくて良かった。かな？



end

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