可愛くてしゃーないねん ２

あざといアイツ 《緑赤》 ページ16

神山


照史に恒例の一口ちょうだいをして無事に貰えたしげは嬉しそうにご飯食べて満足したみたいで


今度は俺の所に来た。


俺のところに来たと思ったら俺の真隣にピトッてくっついて来る。


距離感バグやって。

どう考えてもおかしい距離やねん。


『どしたん？しげ』


重岡「ん〜、お腹いっぱいなったら眠くなってきてもうた。」


俺の肩に凭れかかって大きな欠伸を1つする


お腹いっぱいになって眠くなるって赤ちゃんかよ。

なんて思うけど甘えてくれるのは嬉しいからそのまま放置しとる


数分後には船を漕ぎ出して


『しげ〜、寝るならソファで寝な。』


床や痛くて寝にくそうやから気を使ってソファに移動することを促した筈なのに


重岡「神ちゃんの膝枕がええ。ダメ？」


俺の膝枕をご所望のようで。小首を傾げて控え目に聞いてくる。

ダメなんて言えるわけないやん


『ソファん所でしたるから移動出来る？』


しげの手を引いてソファまで移動させた。

座らせよう思って俺が先にソファに座ってからしげの手を引いたらバランス崩して俺の方に倒れて見事下敷きになった。


『おっも……どいて』


流石に成人済みで体格もええ方の奴が倒れ込んで来たのは相当重くて思わず本音がぽろり


重岡「神ちゃんええ匂い…あったか」


どいて言うてるのにギュって首に腕を回してさらに密着して来た。

ちょっとキュンってしてもうた。


『膝枕は？』


重岡「こっちのが神ちゃんにくっ付いてられるからええわ。」


なんやねんその理由…つまり膝枕も俺に触れてたかったからして欲しかったって事？


いや、冗談抜きで皆に言いたいことなんやけど


可愛くね？俺のシンメ。

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