可愛くてしゃーないねん ２

2月14日 《桃赤》 ページ12

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重岡「あまっ…何したん？」


ぺろって少し唇を舐めた時に甘過ぎたんか不思議そうにしてる。


『まだ、もうちょい目閉じてて。』


目を開けたままやと多分恥ずかしいやろうから目瞑っててもらう。


綺麗に塗れたチョコ味のリップ。


舐めちゃうの勿体ないなーなんて思うけど、折角やから。俺もリア充ごっこさせて貰いますわ


しげの唇をひと舐め。


重岡「んっ…何して…！」


あっっっま。


チョコ本来の味が甘いんかしげの唇が甘いんかようわからんけど、めちゃくちゃ甘い。


でも癖になりそうやな。


『チョコ食ってんねん。』


ひと舐めしただけじゃチョコは無くならない。


もう1回。


またもう1回


重岡「ん、ぅ…も、こたき！」


しげの静止の合図が聞こえるけど残念ながら止まれなさそうや


チョコが無くなるまで何回もしげの唇を喰べた


やから俺もしげも息絶え絶え


重岡「…ほんまメンバーやなかったら許さんかったからな。」


手の甲で唇を隠しながら少し睨み聞かせて言うてくる。


でも俺の方が必然的に目線は上やから上目遣い


『あは、可愛ええ。』

思わず口に出てもうた。


しげの発言に対しての受け答えが変だったからか


重岡「人の話聞いとるん？」


ってイヤーな顔されてもうた。


まぁそれでも好きやねんけどな。


『聞いてる聞いてる。ご馳走様でした』


にやけ顔抑えるのも大変やったから軽くあしらって神ちゃんの所へ行った


神山「あれ、のんちゃん。リップ使えたん？良かったな。」


俺の顔を見て何かを察したのか良かったねと
一言


『神ちゃん、これ俺のために態々？』


神山「そう。のんちゃんのだけ俺が態々作ってあげたんよ。」


ええもんくれた神ちゃんに感謝やな。



『さすが天下の神山様やわ。』



end


ハッピーバレンタイン！！

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