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退院したらたくさん恩返ししなきゃな。
...退院？
｢...退院したら、私どうしたらいいんだろう｣
ぜんっぜん考えてなかった...。
住むところももちろん、仕事だって無い。
収入ゼロなわけで、
私一人では到底生きていけない状況。
ど、どうしよう。
｢だから、｣
頭を抱える私のつむじにデコピンが飛んでくる。
｢何も心配いらないって。
全部俺に任せてくれればいいから｣
｢っ、でも、｣
そこまで甘えたら、私きっと...。
｢でもじゃない。じゃあ君は自分一人で
どうにか出来るのか？｣
うっ。
出来るわけない。
｢ここは大人に甘えときなさい。｣
ぽんぽんと頭を優しく叩かれる。
｢...私だって一応大人だよ｣
子供扱いされるの、嫌いじゃないけど嫌。
きっと安室さんとの年の差もそんなに
ないはずなのに。
なんか、安室さんの妹みたいにしか
見られてない気がするのはなんかもどかしい。
｢わかってるよ｣
クスクス笑う安室さん。
絶対馬鹿にしてる...。
｢もうっ。...私寝るから！｣
ガバッと毛布を頭から被り、
いかにもいじけてますって感じの態度をとる。
こういう所が子供だって分かってるのに。
どうしても安室さんの前だと
こういう気持ちが強くなってしまう。
｢はいはい。おやすみ｣
布団の上からぽんぽん叩かれたかと思うと
安室さんが離れる気配がした。
きっとトイレにでも行ったんだろう。
...でもトイレはこの部屋にある。
｢...｣
安室さん...？
毛布の隙間から病室を覗くと、
奥のソファーでスマホをいじってる
安室さんがいた。
ちゃんといた。
胸に広がる安堵。
｢ん、どした？｣
私の視線に気がついたのか、首を傾げる。
｢っ、なんでもないです｣
またさらに毛布をかぶり直す。
｢...子守唄でも歌ってあげようか？｣
｢安室さんのバカ！！！｣
安室さんなんて、ハゲちゃえ！！！
怒りながらも、襲ってくる睡魔には勝てず、
いつの間にか眠ってしまった。
・
外はザーザーと激しい雨が降り、
強い風が窓を揺らしている。
痛い。
痛い。
痛い痛い。
｢...っ、｣
なに、この痛み。
ちくちく、じんじん奥で痛むような鈍痛。
左腕の傷が痛んでるんだ。
いつかのコナンくんの言葉を思い出す。
確か、天気が悪かったり、
ストレスや疲れが溜まったら痛むって...。
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はな(プロフ) - 来鮴さん» 赤信号の間違いでした(；▽；)教えていただいてありがとうございます〜！！！青信号で止まってたら安室さんやばいですよね＼(^^)／ (2018年6月14日 17時) (
レス) id: 593d441d7d (このIDを非表示/違反報告)
来鮴 - 47のお話のところ、青信号で止まったとあるんですが、赤信号の間違いではないでしょうか？意図的でしたらすみません(＞人＜;)お話とても面白くて楽しみにさせていただいてます！頑張ってください(*´ω｀*) (2018年6月1日 21時) (レス) id: 029f20a950 (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - TEKANさん» ありがとうございます(；▽；)移行致しましたので、そちらでもぜひ楽しんでください〜＼(^^)／ (2018年6月1日 0時) (レス) id: 593d441d7d (このIDを非表示/違反報告)
TEKAN - いつも楽しみに読んでます！面白いです〜！これからも頑張ってください！！ (2018年5月29日 0時) (レス) id: e9f436c148 (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - lm00n16arielkidさん» コメントありがとうございます＼(^^)／うわあ、凄く嬉しいお言葉(;_;)わたしも看病された過ぎます(笑)お待たせしてしまいすみませんでした！これからもよろしくお願いします(；▽；) (2018年5月27日 4時) (レス) id: 593d441d7d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はな | 作成日時：2018年5月5日 0時
