月迷 (ページ3)

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(続き)
　好きなものは好き、嫌いなものは嫌い！とかなりはっきりしていて麻雀やハニトーにいたってば幼稚園の頃から好き。逆に嫌いなものはどう考えても嫌いだし、ずっと嫌い。治らない。
　小学校は恋愛という概念自体曖昧なものだったし、勉強に全てを費やしてきて女子校にいるので恋愛について疎い。自分に対しての自信のなさはなくとも恋という概念自体が蘭にはなかなか理解できない。だからこそ、好きか嫌いかでしか判断ができないのである。答えのない難しい問いに答えるよりも答えのある問題の方が断然簡単だと考え、そう言ったものには全く向き合ってこなかったので、いざ「恋」とか、「愛」だとかを目の前に突きつけられてこれとはなんですか、と聞かれると辞書で引いて出た言葉の説明はできてもそれに伴う感情や行動までは理解できないし、説明もできない。
　好きと嫌いは永遠にほとんど変わらないのでそれを恋とかだと自覚すると本当に恥ずかしくなる。

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