桜の花弁が70枚 ページ20
ふふふ……怯えてる怯えてる♪
「だろうね。けどそれは幹部会の決定事項だ。
決定より前に私を勝手に私刑にかけたら独断行動で
背信問題になる。」
中也「そして俺が
「私は
……ってなことで殺りたきゃどーぞ♪」
ニコニコしてる私とは反対に苦虫を噛み潰したような顔で睨んでくる中也。
「ほらほら〜♪まーだーかーなー?」
シュッと何かが横を通り過ぎた。
それと同時に頬からドロリと生暖かいものが
流れる。
「なぁんだ、やめるの?『私の所為で組織を追われる中也』ってのも素敵だったのに」
頬に流れる血を拭いながら云う。
そして何かに気付いた中也。
中也「真逆…二番目の目的は
「正解♪」
中也「俺が嫌がらせをしに来たんじゃなく……
実は手前こそが嫌がらせをする為に俺を待ってたって事か?」
「久しぶりの再会なんだ。これくらいの
ずーん、と分かり易く凹む中也。
けどまだ仕事残ってるよ〜
「倒れる前にもうひと仕事だ。」
中也「あ?」
「鎖を壊したのは君だ。私がこのまま逃げたら
君が逃亡幇助の疑いをかけられるよ?」
ピシッと固まる中也。けどお構い無しに続ける。
「君が云うことを聞くなら探偵社の誰かが助けに来た風に偽造してもいい。」
中也「……それを信じろってのか」
「私はこういう取引では嘘をつかない。
知ってると思うけど」
中也「……望みは何だよ」
「さっき云ったよ。」
中也「人虎がどうとかの話なら芥川が仕切ってた。
奴は二階の通信保管庫に記録を残してる筈だ。」
「あ、そう。ま、予想はついてたけどね。」
中也「おま、っ…!!
……用を済ませてさっさと消えろ。
彼奴が来る前に。」
「……貴重な忠告どうも。」
中也「云っておくがな、馬鹿弟子。
これで終わると思うなよ。二度目はねえぞ。」
ビシッと指差して云う中也だけど大切なこと
忘れてるね。
「何か忘れてない?」
そう云うと中也はプルプルと震え、ばっ、と此方を向いた。
中也「二度目はなくってよ!(裏声」
私は爆笑した。そして──
?「え……君何やってんの」
やっと来たあの人
146人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
hono(プロフ) - 続きが楽しみです!!これからも頑張って下さい! (2019年4月3日 17時) (レス) id: d2ad3b87f8 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 続きが楽しみにしてます (2019年1月18日 13時) (レス) id: 5016550d2e (このIDを非表示/違反報告)
立花 - 読んで見てとても面白くてよかったです!これからも頑張ってください! (2019年1月14日 2時) (レス) id: fde51610d5 (このIDを非表示/違反報告)
イージスト(プロフ) - 頑張ってください。結構このお話私は好きです (2018年12月25日 20時) (レス) id: d35fbbbafd (このIDを非表示/違反報告)
三ノ宮凛桜(プロフ) - 流星さん» 誤字指摘ありがとうございます。頑張ります! (2018年12月24日 20時) (レス) id: 0bcaa4bfec (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:三ノ宮凛桜 | 作成日時:2018年12月20日 0時