継子、遂にキレました。 ページ9
この女共は何を言っているのだろうか？
私があの男に世話になっている？あの男の妹？調子に乗っている？
───ふざけるなよ、クソ共が。
｢どうした？さっきまでの威勢はどこにいったんだ？ああ、そう言えばオマエらは
プルプルと子鹿のように震える二人。こういう威勢だけ良い小物居るんだよねー。ホントにムカつく。
｢でっ、でも！アンタは夏油様の妹で……！｣
｢分かんないの？
｢それは…！｣
｢ほら見なさいよ。なーんにも確証が無くこうやって文句言いに来て何がしたいん？オマエらは。ただただ知らん赤の他人を街中で罵倒してヒーロー気取ってるただのクソガキにあたしの事情を知ったフリすんなや。不愉快やねん。つーかオマエら何様？もしかしてその夏油様と援交でもしてるんか？なぁ？なんか言えよ。黙りか？｣
この質問にも答えないクソガキ。
｢あのさぁ、あたしらの貴重な時間無駄にせんでくれる？これからやることたくさんあんねんやわ。これ以上用無いんやったらどっか行って。｣
顔が真っ青で未だに子鹿のように震える二人を睨んだあと、獪岳とマトモそうな女の子の元へ行く。
｢おかえり。｣
｢ただいま。……この子は？｣
｢禪院真希。何度か同じ任務についたことあるけど常識人でめちゃくちゃ強い。オマエと気が合うと思うぞ。｣
｢はじめまして、鱗滝凛桜です。えーっと、禪院さん、でいいんですかね？｣
｢禪院真希だ。苗字は嫌いだから下の名前で呼んでくれ。あと
｢よろしくお願いしますね。
……真希さんが、もしよろしければ夕飯一緒に食べませんか？もちろん獪岳もよ｣
｢好意に甘えるよ。｣
｢俺も。買い出し手伝うわ。｣
｢ありがと。
……ああ、そういえばクソガキ共。｣
早く帰らないと喰われるからね
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作者名：三ノ宮凛桜 | 作成日時：2021年10月3日 14時
