ちょっとだけ無理。 (ページ7)

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恋「Aおはよ～｣

「おはよ！」

学校に行くと、いつものように恋が挨拶をしてくれた。

恋「なぁなぁなぁ、

昨日さお菓子パーティーという名の女子会に参加してんけどめっちゃいろんな話してん！」

「そうなん？？どんな話したん？」

珍しく結構食い気味に私に近寄ってきてまで言うてきた恋。

恋「いい話か悪い話、どっちから聞きたい？」

「え～悪い話？」

どうせならいい話最後に聞いていい気分になりたいよな、

恋「あんな、雪ちゃんなんやけど」

「雪ちゃん？」

雪ちゃんに悪い話ってなんやねん、って思ったけどやっぱ気になって黙って聞くことにする。

恋「雪ちゃんさ、小瀧くんの事が好きなんやて悪い話やろ？ﾆﾔﾆﾔ」

「べべべ別に。関係ないし。」

とか言っておきながら雪ちゃんが望のこと好き？？そんなん、勝ち目ないやん。

雪ちゃんがライバル？？そんなん…

雪ちゃんが望にアピールなんかしたら確実におちてまうやん…両思いに、なってまうやん。

内心、自分でもびっくりするほどすっごい嫉妬してた。

恋「あんたなんかネタにそれてたからな笑」

「私？？」

恋「そう、雪ちゃんが

「でもAちゃんの方が小瀧くんとお似合いだし別に何もしないよ？ただちょっとかっこいいな～くらいだよ？」

とか言うてて、

それに「いや、Aのあれはネタやって！幼馴染やから仲ええだけやで！」

ってあんたネタにされてたで。ww」

「ちょっと誰やそれ。」

恋「桐山くん。」

桐山？？

えっ、待って。桐山ってばりばり男やん。

なんで女子会にしれっとおんねん。笑

それよりネタとかちゃうしっ！

ほんまに望のこと好きやしっ！

「しばいたろか。」

恋「でもなんか昨日はあの桐山がお菓子パーティーに割り込んできた唯一の男子やったからチヤホヤされてたで。笑」

「まぁ、桐山って意外と口硬いしな。いろんな意味で女子会に向いてそうやん。笑」

恋「うん、桐山くんめっちゃおもろかったで。」

楽しそうに話す恋みて私も行ったら良かったなぁ、なんてな。笑

いいもんっ、望にはネタだったとしてもちゃんとチョコ受け取ってくれたしっ！

美味かったってちゃんと夜メール来たもんっ。