ちょっとだけ無理。 (ページ19)

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Aside

そのまま流星が私の手を引っ張ってたまたまそこにあったカフェへ入った。

流「ご、ごごごごめんっ。つい、掴んでしもたっていうか痛くない？？大丈夫？？」

なんや、連れ去られてる時一瞬男っぽくてかっこいいと思ったのに。

いつもの流星に戻ったな。笑

「大丈夫。笑

なんか、飲も？」

流「うん、笑」

・

私と流星は同じチョコレートドリンクを頼んで店内にある椅子にすわった。

流「あのさ、Aにひとつ言いたいことあるんやけど良い？」

なんや真剣な顔で私の目を見てきた。

「ん？何？」

流「俺さ、やっぱ好きやねん。」

「あっ、これ？

美味しいもんなぁ、」

ちょっと下向いてチョレートドリンク見ながら言うたからチョコレートドリンク好きなんかな？って。

流「いや、そのそうじゃなくて。」

「え？」

流「えっと、」

「え！？雪ちゃんのこと好きなん！？」

流「え？」

さっきの望と雪ちゃんの話に戻って見たら、

私を連れ去ってくれたのはもしかしたら
望が好きな私に気を使ったんじゃなくてそもそも流星が雪ちゃんの事好きでその場から逃げたくなったんかなって。

「え？違う？？」

流「えっと、そのあのAが！

Aのことが、好き。

急にこんな事言うてごめんな、望の事が好きなんは知ってるけど俺もAの事ほんまに好き、やねん。

俺は望みたいにさっきみたいなせつないAの顔なんか絶対させへん。

それだけは守るから、俺と明日からもずっと、付き合って欲しい。」

私、さっきそんな切ない顔してた？？

流星が私のこと好き？？

えっ、待って。付き合って欲しい！？