ちょっとだけ無理。 (ページ12)

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望のことならどうせご飯食べてないと思って、自分のご飯作るがてら望のためにお粥を作った私。

優しすぎ。

望が食べへんかったら食べへんかったで私が食べようおもて。笑

そうこうしてるとむくっと起き上がった望。

やっぱしんどいんかぼーっとしてて、私をとろんとした目で見つめてきた。

「望、お粥作った。

食べる？」

望「おん、」

ソファーの前のテーブルまで持っていく。

「熱いから気付けて食べや。」

望「え？」

「え？」

なによ、え？って。

え？

望「あーんして。」

え！？

あ～んってあのあ～んやんな、

「大丈夫、？

救急車呼ぶ！？」

望「違うっ！！

1人で食べる元気ない…(´･ω･｀)」

そんな顔されたら…

あ～もうしゃあないなぁ。

「はい、」

お粥をちょっとだけすくったスプーンを仕方なく、ほんまに仕方がなくな？望の口元まで持っていく。

そしたらパクッと加えた望。

か、可愛い。

なんかこっちまで照れてくるやんか。

望「ん。

無くなった。」

そう言って目つぶって口開けて待ってる望。

え？これはもう1回あ～んをしろと？

望「あ～ん」

今日はしゃあないやんな、さっきからずっとやけどしゃあないもんはしゃあない。

「はい、あ～ん」

また望がお粥をパクッと食べた時、

恭「ね、姉ちゃん…」

遊びに行ってたはずの弟、恭平が知らん間に帰ってきてて、

なんであ～んしてんの？？みたいな、見たあかんもん見てしもた。みたいな顔でこっち見てきて、

「ちゃ、ちゃうねん！

これは…」

焦って誤解を解こうとしたけど

恭「お邪魔しましたぁ。w」

ってにやにやしながらリビング出て行った恭平。

完全に誤解された…(泣

望「うまっ。」

なんにも気にしてない望、おそるべし…