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Aside
先「まず担当させていただきます桐山です。」
今日も相変わらず無やな。
「よろしくお願いします。」
崇裕と一緒に頭をさげた。
桐「あと、研修医の小瀧もいろいろやってもらおうかと思ってますので。」
小「よろしくお願いします!ニコッ」
その桐山先生の横に立っている小瀧っていう人はすごい背が高くて、桐山先生とは違って愛嬌のある若い先生やった。
「お願いします。」
ペコッ
桐「昨日エコーなど今もいろいろ検査していますが結果が出るまでには3週間ほどかかります。」
小「えっ?そんなにかかりませんよね?」
桐「すいません。
研修医なんで何もわかってへんだけです。小瀧の言うことはスルーしてください。」
「あっ、はい。笑」
なんか新人!って感じやな〜笑
桐「結果が分かるまで3週間かかりますから今のとこなんも言えないんです。
ですがいくつか症状からみて疑われる病気があります。
主に
溶連菌
川崎病
このふたつが疑われます。」
あ、溶連菌って聞いたことあるな。
確か腸の病気やっけ?
桐「ですが溶連菌にしては高熱すぎますし、
川崎病にしてはかなり年齢的に例外だと思います。」
濱「川崎病?」
うん、旦那よく言ってくれた。
私も分からへん。笑
でも桐山先生さきさき言うし聞かれへんかった。
桐「川崎病は心臓病の1種です。
でもこの川崎病は本来なら0歳から3歳くらいまでのお子さんがなるような病気です。
だから濱田さんはもう4歳なので例外なのかも知れませんし、違う病なのかも知れません。」
濱「じゃ、じゃあ智洋は何の病気なんですか?」
心臓病ってマンガでしか聞いたことない。
でも中間先生が疑ってたやつか。
桐「だからそれを今調べてるんです。
結果が出るまでの3週間は熱を下げたり、大動脈の腫れを収める点滴をします。
では。」
濱「えっ、それだけですか?」
では。ってもう切り上げようとした桐山先生。
桐「はい。検査結果が出るまでは医師も何も言えませんので。」
冷たい、笑
小「でも大丈夫ですよ!安心してください。桐山先生怖く見えますけど腕は確かなんで!」
この小瀧先生とは違うな〜
「そうですか、」
看「では病室へお戻り願います。」
「はい、」
横見るとなんか気に食わなさそうな崇裕。
うん、なんかはっきりせーへんかったな〜。
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作者名:こんにゃく | 作成日時:2018年4月27日 21時