＃君の嫌いなとこ┊ sik ページ34
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※任務中に佐伯が大怪我しちゃった話、恋人同士
「人を心配させて、楽しい？」
彼に向けて放った、少しだけ気遣いをなくした言葉
その言葉を聞いた彼、もといイッテツは目尻に涙を溜め肩を震わせている
もちろん、凄く大掛かりな任務だったのは事前に聞いていたので多少の怪我は仕方ないし大怪我してしまう可能性もあるのはわかっていた、理解をしたことも彼には伝えていた
その証拠に、周りにいる同期の宇佐美達は少し驚いた顔をしている
私だって最初の一言は優しい言葉にしようとしていた
でも、彼が私に言った言葉で今まで我慢していたものが爆発してしまった
「何？市民を助けるためだから仕方ないって」
「っ、でも…」
「市民を助けるためだけに、イッテツがここまで大怪我しなきゃいけない理由は何？ヒーローだから？」
「ちがっ、」
「結局イッテツも、自己犠牲を救いだとか思ってるんでしょ」
そう言いながら彼の揺らいだ目を見る
何故ヒーローはこうも自己犠牲の塊しかいないのだろうか
そんなことを考えていれば彼が小さく口を開く
「目の前に、困ってる人が…いたから、」
彼はそう言って俯く
では、その困ってる人間が犯罪組織の人間だったらどうするんだろう
見捨てる？否、彼は助けるだろう
佐伯イッテツは、そういう人間だ
「じゃあ今、あんたの目の前にいる、あんたのことを心配してる人のことは…無視なわけ、」
自分で言っているはずのその言葉にとてつもなく心が締めつけられた
苦しくて辛くて、泣きそうになり顔を歪める
そしてその言葉を聞いた彼が顔を上げ私と目を合わせれば焦り出し、その場にいた3人もオロオロとし始める
「Aちゃ、っ、泣かないで…！」
「っ、別に、泣いてない」
「流石に無理があるよ…」
泣いている私を見た彼は怪我をしているのにも関わらずこちらへ歩いてきていつもよりも何倍も弱い力で私を抱きしめる
泣かないで、と言う彼に強がりを見せ彼の傷だらけの胸板に頭を預ける
そうすれば抱きしめてくる彼の腕の力は強くなり小さな声で「ごめんね、」と言ってくる
「…、声が小さい！」
「いでっ！？すみません！！！」
いつもの大きな声はどうした、というくらいの声量で謝ってきた彼に腹が立ち脇腹を殴る
そうすれば彼はいつもと同じ無駄にでかい声で謝罪を口にする
「これからは無理、しすぎないで」
「はい…肝に銘じます…」
そう言いしょぼくれた彼の頭を撫でる
これで仲直り、だね
．
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えびふらい(プロフ) - にゃーちゃんさん» ありがとうございます！🙏💕解釈一致！？！よかったです…😭💕お気遣いありがとうございます❗️頑張ります✊💓 (11月19日 10時) (
レス) id: 6ccacdffd6 (このIDを非表示/違反報告)
にゃーちゃん - 初コメ失礼します！解釈一致過ぎてやべぇ…ってなりましたw hsrbてぇてぇ…更新頑張って下さい。楽しみにしてます！ (11月14日 20時) (レス) id: fd6863f2a6 (このIDを非表示/違反報告)
えびふらい(プロフ) - さくらさん» わぁー！ありがとうございます！🙏💕助けちゃってますか…！？良かったです🫣💗優しい言葉嬉しいです！😭💓これからも頑張ります！！✊❤️🔥 (11月9日 16時) (レス) id: 6ccacdffd6 (このIDを非表示/違反報告)
さくら - 推したちのかわいくかっこよくおもしろい反応を書いていただいて日々助かってます❕💗いつも更新を心待ちにしてます❗作者さまのペースでこれからも頑張ってください❕❕😘💕 (11月5日 18時) (レス) @page37 id: 93744aa2ce (このIDを非表示/違反報告)
えびふらい(プロフ) - まにるさん» ありがとうございます！🙏💕そう言ってくださって嬉しいです😭💓もっと楽しめるように頑張ります✊❤️🔥 (11月2日 11時) (レス) @page33 id: 6ccacdffd6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：えびふらい | 作成日時：2023年9月17日 16時
