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「、、なんかA先輩って、みんなに線引いてませんか?ふざけているとこはよく見るけど、
夏油さんと、五条さんと、家入さんが揃ったら、いなくなったり、存在感を無くしたりしてません?」
『いや、そんなつもりは、、』
「俺から見てるとそんな感じに思えましたよ、あっ、すいませんこんなこと言っちゃって」
『、、多分どこかで、私はいらないってわかってるんだと思う』
本来、私はいない人間だし、この世界のことを知らなければ、よかった。
だけど、原作もちゃんと読んで、内容も完璧頭に入っている私がここに来てしまったことによって
いろいろおかしなことになっているのは最初から本当はわかってた。
だから、みんなとバレない程度に距離をとった。
でもやっぱ、みんな優しくて、温かいから、心は確かにに癒された。
けれど、
ごめんなさい。私、みんなのこと知ってるの。みんなのこと好きだから近づいたの。
下心で近づいてしまってごめんなさい。
呪術師になってごめんなさい。
、、、少しでも虎杖悠仁と付き合えるかもしれないって思って、ごめんなさい。
「なに言ってるんですか!!!」
『、、ごめん、灰原。私いくね、気をつけて戻りなよ。ごめん、』
ここにいたら私は耐えきれないから。
私みたいなやつがここにいるべきではなかった。
こんな中途半端な奴が向いてるわけないんだ。
こんなやつが一級になる資格なんて、わたしにはない。
私の術式が強い方なのはわかってる。がんばれば特級にだってなれる。
けれど、私が死んだところで、みんな変わらないのではないのか。
だめだだめだ。こんな思考やめろ。こんな思考したってなんも解決しないでしょ
「遅かったじゃないか、A」
『、夏油、、』
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