・ (G side) ページ17
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Gojo side
その言葉を聞いて思い出した。
最初から変なやつ、だと思った。
めっちゃすげぇいい術式持ってんのに、初めてこの世界を見たかのようにしていた。
傑が呼び捨て、って言って断ったのを久々に見た。
そこから、多分、一番仲良くできたと思う。いや、一番あいつの隣にいたと思う。もちろん現在進行形のお話で。
助けたい、って思った。仲良くなりたい。笑わせたい。
"『なんやかんや、いい人だよね。五条くんって』"
そんなこと言われたことがなかった。
五条家、無下限術式、六眼、五条悟、特級、しか見てこないやつばかり見てきたから、
久々に、気持ちが現れた感じがした。
こいつは高専の奴らと一緒で俺を見てくれてる。俺を認めてくれている。
出会ってそんな経ってないのにそんなことを思ってしまった。
自分でもらしくないのは知ってる。
けれど、思ってしまったの止められない。
想いはどんどん加速していった。俺だっていつ好きになった?とか聞かれたら答えられない。
どこが好きなの?と聞かれたら、迷わず俺を見てくれた。と答えるだろう。
硝子?アイツは別だ。笑
いい感じ、って思ってたのに、急にお前が虎杖悠仁って名前を出すから、
まだ知ってるやつだったらよかったのに。
、、いや、聞いた事は、あるか。
なあ、俺はお前が考えてることがわかんねぇ。楽しそうに笑ってるのに、なんで一歩線を引くようになったんだよ。
お前は独りじゃねぇーだよ。俺らがいんだろ?
『えっ、あっ、ちょっ、』
「お前が辛かったら、俺に話せ。少しは楽になんだろ。
なんかあったら、すぐには呼ぶな。死ぬ事はゆるさねぇーけど。」
おまえが生きてんなら、俺はそれでいい。お前が笑ってんならそれだけでいい。
、、隣にいるのが俺じゃなくて、違うやつが似合ったとしても、
『うん、了解。』
「強くなって戻って来いよ!」
俺はAが幸せになる方に背中を押すんだろーな。
本当にそうなったとき、綺麗事が言えたらいいけど。
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