副生徒会長が恋したのはお調子者【Colon】

お調子者 ２３ ページ28

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なーくんが言ったことが理解出来るのにそんな時間はいらなかった。

理由は知名度が低いなら潰せばいいという、めちゃくちゃ理不尽な理由だった。





『…ねぇ、なーくん』

「うん？どうしたの？」

『私に考えがあるからさ、放送で莉犬くん、るぅとくん、ころん、さとみ、ジェルを呼んでくれない？』

「お、OK」





いつか、私がやってみたいと思っていたこと。

この6人は仲がいいと結構前に聞いたことがある。

歌声も素敵だと。

完璧。

みんながあとは賛成してくれるか。





「来たよ？」

『今日から、6人はすとろべりーぷりんす』

『通称すとぷり』

「なんで？いちご？」

『目の前にいちごがあったから』

「は、はぁ」

『6人の中でリーダーを決めて欲しいの今』

「それは、なーくん一択やろ」

「異議なし」

「上に同じく」

「俺もなーくんがいいと思う！」

「僕も賛成！！」

「え、え？ちょっと？」

『なーくんね、やっぱり』

「やっぱりって？ねぇ、A？」

『はい、次は歌う曲を決めて』

「…僕作曲出来るんですよ、実は」

『お！！！ナイス！！！』




それからみんなで話し合い、題名は『パレードはここさ』になった。

歌詞は違う日にするということ。




「パート分けもしないと」

「あー！楽しみやな！」





みんな人気者だからさらに盛り上がりそう。






「Aは？何にもしないの？」

『わ、私？私はいいよ』

「えー！勿体ない！」

『知名度を上げてよ、頑張って』

「はーい」






女遊びが激しい2人にはごめんだけど、私は参加出来ないから。

ここから仕切らなくても大丈夫、かな？




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