君らの幸せを願うなら。【Satomi】【Colon】

幸せを願うなら。10 ページ14

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A side


私は今日,学校を休んだ。


お母さんには具合が悪いって。


『多分,学校終わったなぁ』


そう呟いて10分後


「お見舞いに来てくれたわよ〜？」


『えっ？』


そう言ったら右から順にるぅとくん,なーくん,ジェルくん,ころん,さとみが来てくれた。


るぅとくんによると莉犬くんは今日から旅行にいちゃっているとの事。


『ありがとう』


「つかどこも悪そうじゃないけど？」


『心がしんどくて』


「え？！心臓悪いの？」


『そうゆうことじゃなくって！』


「はいはい〜！そこまで」


ころん天然なの？


『はぁ,別にね体調を崩した訳では無いんだよ。』


「なぁ,話変わるんやけど話してええか？」


『うん』


「さとみとAマジで付き合ってる騒動があったで？」


とうとう…


マジか…


好きな人勘違いされるんだなぁ


「で,実際のところどうなん？」


『凄い,楽しみにしてるけど違うわ』


「なーんだ」


その時。


ころんが微かに喜んでいるように見えたこと。


さとみが微かに悲しんでいるように見えたこと｡


ころん,それは私が好きなんですか？


ねぇ。


ころん。


ころんは誰が好きなの？


「先輩」


『はーい』


「好きな人居ないんですか？」


私はちょっと考え


『いるよ』


「やっぱり」


その時るぅとくんが微笑んだが少し引きつっているようだった。


「今日,泊まっていい？」


『お母さんには？』


「言った」


『じゃ,いいわ』


「えっ？お泊まりとかころちゃんと先輩よくやってるんですか？」


『うん,ね！ころん』


「うん」


『1週間ぶり？』


「そんな頻繁にやってんの？！」


なーくん,超驚いてる。


幼なじみだからこうゆうことも許されるんだよね。


幼なじみっていいな


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