恋は始まる前から終わっていた【合作】【Stpr】 2

74話（千颯） ページ30

「はーい、ペットのヤギとは説明して下さーい」


『今声あげたやつ出てこい』


良かった、このクラスに普通の人居た。先生まともじゃないから、頼れるのはクラスメイトだね


「ほら、萌。」


「さとみ、分かってるよね？」


声でわかるんだけど、さっきさとみが声出したよね。そして萌に擦りつけるんだよね わかってるんだよ、おじさん^ ^


「A、犯人こいつだからね、私じゃないの。」


「おまっ、許さねえよ？」


「そっちがやったんだろ」


萌が否定をしたことで、さとみが反論する。が、私は萌の言う通りだと、勝手に納得してしまっている。


「お前ん家、ぜってえヤギいないだろ」


萌のことは諦めて、こっちに話を振るさとみ。


『いや、分かりませんよね？だってあなた、最近私の家に来てませんし？』


「いや、ヤギなんて家の中で飼わないだろ？もし外飼いだったら、朝お前の家の前通るから分かるってのw」


ぐぬぬ…てかなんでこんな話してるんだろ。


先生は鼻歌を歌いながら、教科書読んでるし、クラスの人は全員私たちの会話を聞いている。ごめんな、みんな。


『いやいや…勝手に決めつけないで貰えます？ヤギだって室内飼いできますよ？実際ころんがそうですし』


「いやいやいや、ころんはヤギボでも、ちゃんと外に出てますよね。ヤギもそうやって、たまには外に出してやらないといけないんですよ。」



『いやいやいやいや…ころんもたまに家を出ない時だってありますよ？』


「ヤギはぁw 出さないとぉw死ぬんでぇw」


『いやいや…「遠回しに、僕がヤギだってこと言ってるよね」う…』


図星っ…

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