私とリーチ兄弟は。【ツイステ】 (ページ17)

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15話ページ17

またリドルは怒っていた。その度に｢オフイズユアヘッド｣とユニーク魔法を使っている声が聞こえる。
明らかなユニーク魔法の回数が多い。

｢リドル｣

私はリドルの肩に手を置き

リドル｢なんだい｣

｢疲れてる気を張りすぎじゃ……｣

リドル｢君は僕が間違っているというのかい？他の寮生がうちの寮に口を出さないでくれ｣

手を振り払われ背を向けられ行ってしまった。小さくなるリドルの背中に私は

｢間違ってるとかじゃない、ユニーク魔法の回数が多いから身体が……｣

後ろから手が伸び私の目を隠した。

ジェイド｢…………貴女が心配することありませんよ。｣

｢……ジェイド兄さん。友達でしょ、助けなきゃ｣

ジェイド｢僕とリドルさんが？｣

｢…………違うの？｣

ジェイド｢…………さあ、どうでしょう｣

私の目から手を外したので私は後ろに振り返ると困った顔で微笑んでいた。

……。

｢ぅぅ…………ぅぅぅ｣

私はうめき声のような声を出しながらペンを持ち紙に向かって考えていた。

フロイド｢なにしてんのー？｣

｢課題分からない…………トレインせんせーの課題って何でこんな多いし難しいの……｣

フロイド｢えー簡単じゃん｣

｢天才はね！？｣

ローテーブルをバンと叩くも手が痛くなり｢いったｯｯ……｣と痛そうに手を撫でる。

フロイド｢…………あ、教えてあげよっか？｣

｢ほんと！？……た、対価とか要求……｣

フロイド｢妹に要求するわけないじゃん……あ、じゃあ｣

……。
｢で、なにこの体勢｣

フロイド｢えーこの方が教えやすい｣

私を後ろから抱きしめる状態で座っているフロイド兄さんはとてもニコニコご機嫌だった。これ以上言うと機嫌を損ね教えてもらえないかもしれないと思い何も言わなかった。
私は手を動かしながら別のことを考えた。

｢……………ね、私って必要なのかな｣

フロイド｢……なに誰かに言われた？ソイツ絞めようか｣

｢私は何かの為にここの学園に来たんじゃないかって言われたから。でも私が居なくてもここの生活は変わr｣

私の頬を片手でムニッと掴みクイッと顔をあげさせられる。

フロイド｢俺A居ない生活とか考えられないんだけど。これ以上言うと怒るよ｣

｢…………おえん(ごめん)｣

フロイド｢ん、いい子いい子｣

私の額にキスを落とし手を離す。私は身体をフロイド兄さんの方に向けぎゅっと抱きしめ

｢あなたたち三人に求められてるならいいや｣

静かにフロイド兄さんは私の頭を優しく撫でた。