私とリーチ兄弟は。【ツイステ】 (ページ16)

今日:9 hit、昨日:0 hit、合計:24,889 hit

14話ページ16

｢あれが噂の監督生ね｣

私は飴をボリボリ食べながら三人と1匹がはしゃいでいる中庭を眺める。

｢この学園にどう影響もたらすのかな…………いい影響だといいけれど。｣

髪をクシャっとさせ微笑むと後ろから

学園長｢Aさん、気になりますか｣

｢学園長……、急に後ろから現れないで下さい｣

学園長｢それは失敬｣

不機嫌そうに飴を音を立てながら食べる。目線を監督生から外さず私は身体をのばし

｢監督生と私とは状態が違う。魔法も使えないし寮決めだって……それに監督生は私と違って元いた世界の記憶がある。｣

学園長｢今も思い出せませんか？｣

｢ぜーんぜん。｣

学園長｢前もお話した通り、此処に貴女が来た事は運命なのです。記憶を無くしても誰かと出会う為に誰かから必要となる存在だから此処にやって来たと思うのです。｣

｢……そうですね。前向きにそう思っておきます｣

私は
……。

監督生｢すごい見られてる気が｣

エース｢ほら彼処見てみろよ｣

デュース｢学園長と話してる生徒って……あの腕章は……オクタヴィネルか｣

私に気づいたのかこちらをみてきたのでヒラヒラと手を振ると会釈をされた。少し考え私はそこから飛び降り綺麗に中庭に着地をし3人と1匹に駆け寄り

｢君、入学式に事件起こした人でしょ？｣

私がクスクスと笑うとハート君が

エース｢……なんスか、後輩いびりっすか？｣

｢違いまーす。興味があったから声掛けただけ、そう警戒しないで｣

私はネコのような動物を腕に抱える監督生に近付き

｢私はA。オクタヴィネル寮の2年生。そこの2人のハーツラビュル寮の寮長リドルと同じクラスなの｣

エース｢げ、寮長と知り合いかよ｣

｢可愛いでしょリドル寮長｣

エース＆デュース｢｢何処にその要素が｣｣

｢えー全体的に？……とにかく頑張りなよ監督生。困ったことがあったらおいで。あ、私に相談してね。オクタヴィネルではなく私に。｣

と強調しておき私はヒラヒラと手を振りその場を後にした。