私とリーチ兄弟は。【ツイステ】 (ページ12)

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10話ページ12

フロイド｢なに考えてたのさ｣

医務室に私を運びながら話しかけてきた。私は少し顔を引き攣る。

｢……リドルの事考えて｣

フロイド｢はぁ？？金魚ちゃんの事？何で？？｣

何故か見るからに不機嫌になるフロイド兄さんに首を傾げるも

｢ハーツラビュルの雰囲気が悪いというかリドル無理してるんじゃないかって…………｣

フロイド｢ふーん……俺は別にそんなのどーでもいいけどAに影響出るなら絞めようかなー｣

なんて冗談を言うも私はそっとフロイド兄さんの頬に手を添え、

｢フロイド兄さん、汗流れてるよ……｣

フロイド｢……だって落ちてくA見て…………なんでもなーい、ほら医務室着いたよー｣

私が落ちていくのを見て必死な顔で走り｢Aｯ！！｣と名前を呼び魔法を使ったとは知る由もない。

……。
リドル｢気を引き締めないといつもの君ならあれくらい避ける事が出来ただろうに、どうして｣

と医務室を後にしたあと教室に戻るとツカツカと此方に歩いてきたリドルに怒られてしまった。

｢あはは……ごめん｣

リドル｢君に怪我なくて良かった｣

ジェイド｢おやリドルさん、先程ハーツラビュル寮の方が呼んでいましたよ｣

リドル｢またか……すぐ行く｣

大きな溜息をつきリドルは行ってしまった。ジェイド兄さんは私の手を引き廊下に出て人気のない連れていき私を上から下までみて

ジェイド｢見る限り怪我はなかったようですね｣

｢うんっ｣

ジェイド｢……。｣

私を無言で抱き寄せる。

(嗚呼心配かけちゃったかな)

｢ごめんね心配かけて……｣

ジェイド｢……はい。｣

消えそうな声で返事が返ってきた。

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