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太宰side
帽子君と包帯君は敢えて突っ込まなかった。
「人?
異能の中でも最も忌み嫌われる
精神操作の異能者かい?」
「……。」
彼女は頷きも否定することもなかった。
不味いことを聞いてしまったかな?
精神操作の異能者なんて好き好んでなっている訳じゃないし。
謝ろうとしたら、中也が
「そろそろ作戦立てねぇと。」
そう言った。
私は作戦を彼女に話すと、首を横に振る。
「…父が私が異能を使うからその援護をすればいい。5分もかからないよと。」
へえ。
そんなに森さんがそこまでいうのなら彼女は相当の実力者だろう。
私はニコと笑い彼女の肩に手を置き
「任せたよ。」
…。
12時3分。
「嘘だろ…」
中也は驚愕した。
幾ら私でも驚くよ。
敵組織の人達は辺り一面に血を流して倒れており、その中に返り血もついてない綺麗なAちゃんが寂しそうに立っていた。
「終わったよ。」
私達の方を振り返る。
何が起こったかまだ頭が追いついていない。
コツッ
コツッ
と靴音をたてて私達に近づく。
うつろな瞳がコチラを捉え
「……名前…教えて。」
小鳥が囁いたような綺麗な声で彼女は私達に言ってきた。
え?
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麌 琴音(プロフ) - ゆっき〜なさん» ありがとうございます!更新亀ですがこれからもお付き合いいただけると嬉しいです! (2017年11月6日 5時) (レス) id: 177fd1c1c3 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっき~な - 初めまして!面白いです。頑張ってください( ・∇・) (2017年11月6日 0時) (レス) id: 597d4e34a8 (このIDを非表示/違反報告)
麌 琴音(プロフ) - らんら♪さん» らんら♪さん見つけられてよかった!ありがとうございます (2017年10月26日 5時) (レス) id: 177fd1c1c3 (このIDを非表示/違反報告)
らんら♪ - やっと見つかったw面白いよ!頑張ってね (2017年10月25日 23時) (レス) id: e91c587f64 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:麌 琴音 | 作成日時:2017年10月18日 21時