検索窓
今日:31 hit、昨日:2 hit、合計:137,985 hit

35 ページ40

太宰side

帽子君と包帯君は敢えて突っ込まなかった。

「人?
異能の中でも最も忌み嫌われる
精神操作の異能者かい?」

「……。」

彼女は頷きも否定することもなかった。

不味いことを聞いてしまったかな?

精神操作の異能者なんて好き好んでなっている訳じゃないし。

謝ろうとしたら、中也が

「そろそろ作戦立てねぇと。」

そう言った。
私は作戦を彼女に話すと、首を横に振る。

「…父が私が異能を使うからその援護をすればいい。5分もかからないよと。」

へえ。

そんなに森さんがそこまでいうのなら彼女は相当の実力者だろう。

私はニコと笑い彼女の肩に手を置き

「任せたよ。」

…。

12時3分。

「嘘だろ…」

中也は驚愕した。
幾ら私でも驚くよ。

敵組織の人達は辺り一面に血を流して倒れており、その中に返り血もついてない綺麗なAちゃんが寂しそうに立っていた。

「終わったよ。」

私達の方を振り返る。

何が起こったかまだ頭が追いついていない。

コツッ


コツッ


と靴音をたてて私達に近づく。

うつろな瞳がコチラを捉え

「……名前…教えて。」

小鳥が囁いたような綺麗な声で彼女は私達に言ってきた。



え?

36→←34



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.2/10 (33 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
119人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

麌 琴音(プロフ) - ゆっき〜なさん» ありがとうございます!更新亀ですがこれからもお付き合いいただけると嬉しいです! (2017年11月6日 5時) (レス) id: 177fd1c1c3 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっき~な - 初めまして!面白いです。頑張ってください( ・∇・) (2017年11月6日 0時) (レス) id: 597d4e34a8 (このIDを非表示/違反報告)
麌 琴音(プロフ) - らんら♪さん» らんら♪さん見つけられてよかった!ありがとうございます (2017年10月26日 5時) (レス) id: 177fd1c1c3 (このIDを非表示/違反報告)
らんら♪ - やっと見つかったw面白いよ!頑張ってね (2017年10月25日 23時) (レス) id: e91c587f64 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:麌 琴音 | 作成日時:2017年10月18日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。