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Aside
「会えてとてもとてと嬉しいよ」
足をくむ男がいう。
(あの3人の中で一番上は此奴ですね…)
私は何故かまだ話したことも無い探偵社の社長の隣で立たされている。
治が言うには『護衛』らしい。
社長は強いが保険のため私をつけたらしい。
『君なら1秒あれば三人まとめて被害を出さずにやれるだろう』
買いかぶりすぎです
確かにやれるが5秒は要ります。
と私がボーっと考えていると男と社長は話が進んでいた。
(しっかりしなくては…)
と気を引き締めて会話を聞く。
男は名刺を出し
「フィッツジェラルドだ。
北米本国で『組合』という寄合を束ねている。」
あ、さっき眼鏡くんが言ってた団体…ね。
「そのほか個人的に3つの複合企業と5つのホテルそれに航空会社と鉄道と────」
これが前に治が言ってた自慢というものだろうか。
「フィッツジェラルド殿。」
社長が重い口を開いた。
「貴君は懸賞金でマフィアを唆し我らを襲撃させたという報が有るが誠か?」
それを聞くとフィッツジェラルドはニコッと笑い
「ああ!
あれは過ちだったよ親友
まさかこの国の非合法組織があれほど約立たずとは!」
…それはポートマフィアの事…?
私は一瞬殺気を放つ。
私のことは何と言われようが構わない。
だけど、あの人達を悪く言われるのは我慢出来なかった。
「よせ」
社長は小声で私に言った。
我に返り私は目を伏せた。
フィッツジェラルドは私の殺気を感じ取っていることに気づかなかった。
「謝罪に良い商談を持ってきたよ。」
パチンッと指を鳴らし、控えさせていた男が机に近づく
「悪くない会社だ。
建物の階層が低すぎるのが難だが街並みはとても美しい。」
控えていた男はケースを開けた。
其処には大量のお金が敷き詰めてあった。
「この会社を買いたい」
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麌 琴音(プロフ) - ゆっき〜なさん» ありがとうございます!更新亀ですがこれからもお付き合いいただけると嬉しいです! (2017年11月6日 5時) (レス) id: 177fd1c1c3 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっき~な - 初めまして!面白いです。頑張ってください( ・∇・) (2017年11月6日 0時) (レス) id: 597d4e34a8 (このIDを非表示/違反報告)
麌 琴音(プロフ) - らんら♪さん» らんら♪さん見つけられてよかった!ありがとうございます (2017年10月26日 5時) (レス) id: 177fd1c1c3 (このIDを非表示/違反報告)
らんら♪ - やっと見つかったw面白いよ!頑張ってね (2017年10月25日 23時) (レス) id: e91c587f64 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:麌 琴音 | 作成日時:2017年10月18日 21時