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Aside

『Aちゃ〜ん、今夜君の部屋に…』




『青鯖!
Aにちょっかい出すんじゃねェ!!』


『…ちっこいのが何かギャーギャー云ってる。』


『手前、相当潰されたいようだなァ』



『私は男より女性に殺されたいよ。お断りだよ。勿論Aに1番殺されたいねえ』

『Aは俺のものだ!手を出すんじゃねぇよ自 殺願望野郎!』

私の目の前でギャーギャーと言う中也。
やれやれという顔で頭をかかえる太宰幹部。




懐かしい






あの時が1番

楽しかった













「…っ…」


目を覚ますと顔を覗き込む太宰幹部の顔があった。





約20cm







「ち、近いです!」



と訴えると太宰幹部はクスクスと笑い
顔を離し


「おはようAちゃん。」



「……此処は?」


辺りを見回す。
全く見覚えない場所。




「私の家だよ。」





予想はついていたが、やはりあの部屋から連れ出されたようだ。



「……あの部屋に私を返して下さい。」



言うが彼は了承しなかった。


「その願いは了承出来ない。中也の努力が無駄になるのは嫌だろう?」



「…。」



中也の名前を聞いて
気絶させられる前に彼の酷く悲しい顔を思い出し胸が締め付けられる。






この感情







まだ教えてもらってない






「…………何で今なんですか?
何故貴方がポートマフィアを抜けた時に…連れていかなかったんですか?」




私は太宰幹部の事は中也の次に分かっているつもりだった。


誰よりも近くにいたのに。





何で太宰幹部が傷ついているのに気づけなかったのだろうか








太宰幹部がマフィアを去った後で聞かされていた





友人を失くしたと





「その質問、くるとは思っていたよ。

私がこれから話すのは事実だけだよ。
ちゃんと聞いてね。」



太宰幹部は私の頭を撫でて落ち着かせた。

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麌 琴音(プロフ) - ゆっき〜なさん» ありがとうございます!更新亀ですがこれからもお付き合いいただけると嬉しいです! (2017年11月6日 5時) (レス) id: 177fd1c1c3 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっき~な - 初めまして!面白いです。頑張ってください( ・∇・) (2017年11月6日 0時) (レス) id: 597d4e34a8 (このIDを非表示/違反報告)
麌 琴音(プロフ) - らんら♪さん» らんら♪さん見つけられてよかった!ありがとうございます (2017年10月26日 5時) (レス) id: 177fd1c1c3 (このIDを非表示/違反報告)
らんら♪ - やっと見つかったw面白いよ!頑張ってね (2017年10月25日 23時) (レス) id: e91c587f64 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:麌 琴音 | 作成日時:2017年10月18日 21時

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