プロローグ ページ1
「ご足労いただき、誠に感謝します。既に存じていただけているかと思いますが、グルッペン·フューラーと申します。」
『改めまして、私の名前はA·フローシアです。今日と言う日をとても心待ちにしておりました。』
お互い、愛想笑いをしながら、お辞儀をする。
これは政略。所謂、国に決められた婚約で、私は今その婚約相手と会っているところだ。
まだ互いに愛は無く、優れた子孫を遺す為だけの関係で
信用しきっていない二人はにらめっこでもしているかのように見つめあっている。
「えっと、とりあえず…庭、でも歩きますか？見せた、いものがあるのです。」
『…嬉しいです。是非、拝見させて頂きたいですわ。』
表情上笑顔を装えているものの二人はまだ初々しく、緊張しているのか言葉の歯切れも悪い。
それでも、会話が途切れないように彼は色々な世間話をしてくれている。
そんな彼の対応に、自然と緊張も和らいでいった。…………のだが。
「あれっ！？お兄様！」
「あ！いけませんアイリス様っ！今グルッペンは…………」
「アイリス！？なんでここにっ…………」
赤い薔薇が咲き誇る庭園の中央に、少女は立っていた。
彼と同じ金色の髪を揺らしながらこちらに振り向くと、驚いた顔をしてグルッペンに近づく。
その後ろに居た糸目の女性？が焦ったように彼女を呼び掛けるも、彼女は無視して彼に抱き着いた。
「わざわざ会いに来てくれたのですか！？婚約者様との時間も大切にしてくださいよ？」
「いや、そもそもアイリスがここに来ているとは知らなくてだな……」
「つい綺麗だったもので！先日まで薔薇のお庭なんてなかったですよね？整備されたんですか？」
抱き着いたら、満足したのか少し距離を離し、被せ気味に彼に質問する。
彼も慣れているのかその質問に正確に答えていた。
「まぁ、A様の為に…」
『あ、ありがとうございます…』
「ふーん……そうだったんですね！」
少し興味無さそうに彼女は返答すると、すぐに先程の笑顔に戻り、そう応えた。
「あぁそうだ、忘れていた。この方はいずれお前の義姉になる方だ。アイリスもA様に挨拶しろ。」
アイ「……申し遅れました！フューラー家第2皇女のアイリス·フューラーと申します！」
『よろしくお願い致します。』
今となって後悔している。彼と、彼の妹と関わってしまったことを
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清水(プロフ) - けんまおし1016さん» コメントありがとうございます。誰と結ばせるのかそもそも結ばせないのか、大枠は考えているのですがまだ誰とも恋愛的な話になっていないので、そういった要素もこれから沢山入れていけたらなと思っております！更新頑張らせていただきます！ (2022年12月19日 20時) (
レス) id: 17bca52c33 (このIDを非表示/違反報告)
けんまおし1016(プロフ) - これめっちゃ良いですね！面白いです!!早く続きがみたい!!更新待ってます!!おいgrさぁぁん!!!なにしてんだよぉぉぉ!!!私的にはknさんよりrbrさんと結ばれたら幸せそうだと思ってしまいました!まじで大好きです!!!!! (2022年12月19日 19時) (レス) @page41 id: 92260459e9 (このIDを非表示/違反報告)
清水(プロフ) - 愛宮リリーさん» コメントありがとうございます。gr様の心情が今後どう変わっていくかも見どころですね。読者様のご期待に応えられるよう、作品更新頑張らせていただきます！ (2022年11月20日 23時) (レス) id: 0542043d54 (このIDを非表示/違反報告)
愛宮リリー(プロフ) - シスコンにも程があんぞ！！！もうちょっと夢主ちゃんを大切にしろやぁ！！！…じゃないと今まで動画でコラボしてきた人達(wt.ntjo組、r運営、dzr社などなど)の強い人達(kntk.trzo.kntm.Qnlyとか。これは偏見含む)が倒しに行くって(^^)あ、これからも頑張ってください！ (2022年11月20日 21時) (レス) @page33 id: 35cd5650de (このIDを非表示/違反報告)
清水(プロフ) - 蛍さん» 本当に申し訳ないです…！いざ書こうとしても筆が進まず、更新が遅くなってしまいました。コメントありがとうございます！ (2022年11月8日 20時) (レス) id: 17bca52c33 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：清水 | 作成日時：2022年8月12日 23時
