仲良しJUMP

ゆーり ページ26

宏太side


山田が知念を連れて来た時はびっくりした。
生きてるのかもわからない状況だったし

あれからしばらくしたら知念が目を覚ました。


侑:「えっ、ここどこ？」

涼:「薮ちゃん家だよ」

侑:「薮ちゃんごめんね。」

宏:「いいよ。」

涼:「なにがあったか話してもらっていい？」

侑:「なんか、知らない人から電話が来て、家の前で待ってるからね…はぁ…はやく…帰ってきてとか…まえから…はぁ…手紙が何回も届いてた…っ」

涼:「大丈夫だよ。俺らが守るからね。ゆっくり呼吸して。」

侑:「はぁ…はぁ…」

涼:「知念？聞こえる？？」

侑:「…っ…はぁ…」

涼:「薮ちゃん、袋ない？？」

宏:「あっ、はい！」

涼:「サンキュー」


知念がこんな状態になるなんて初めて見た。
山田は冷静に対応している
おれも年上なんだししっかりしないとな

ん…？
知念の家の前？
でも、今は聞けないよな…


涼:「そうそう、いい感じだよ！吸ってー、吐いてー、吸ってー、吐いて」

侑:「すーはーすーはー」

涼:「そうだよー。落ち着いたかな？疲れたでしょ？寝る？」

侑:「…うん」

涼:「おやすみ」

宏:「山田、ありがとうな」

涼:「いえいえ。さて、侑李寝たよね。じゃ、行きますか？」

宏:「どこに？」

涼:「わかってんでしょ？知念の家」

宏:「あー！おけ。」

涼:「こっからは薮ちゃんに任すからね。」

宏:「はいよ。」


山田はなんでも見透かしてるみたいだな
さぁーて、行ってきましょー

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