転生したら皆から「ナムル様」と呼ばれていた件について (ページ2)

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第2話ページ2

結論から言おう。俺は死ななかった。

死んだはずなんだけど。

いや。3次元では死んでるんだ。

ここは異世界とやらだな。

そう確信したのが３０分前。

なぜそう確信したのかというと、３０分前の俺が置かれていた状況にあった。

３０分前

女の子「ナムル様？さっきからどうして黙っておられるのですか？」

女の子「まさかお風邪でも！？」

死んだと思って目を瞑って。そしてまた目を開けたとき。この状態におかれていた。

なぜこうなっているのかは自分でも分からない。そもそも誰なんだこの可愛い女の子達は。

昔からの根っからのゲームオタクの上、コミュ症。

しかも、女の子とも一度も話したことがない俺にとってこの状況はまずい。非常にまずい。

なにせ女の子体勢がまだついていないからな。

A「えーっと、君達の名前は？」

女の子「へ？私達の名前ですか？ありませんけど……。」

A「へ？」

名前がない？なぜ？Whats？

女の子「私達、魔物には名前はありません。
ナムル様も十分分かっているでしょう？」

へ？魔物？この子達が！？

こんな可愛い魔物見たことないけど！？

っていうか魔物！？うん！？

何々ここ異世界！？まさかの異世界ですか！？

A「ソッソウダッタネー。」

女の子「この異世界に居る魔物達には名前はありません。もちろん、どの魔物とも戦えない下等な私達にも。」

A「かっ下等……。」

女の子「あっでもナムル様は違いますよ！」

女の子「そうですよ！下等な私達を魔物からまもってくださっている勇者様ですから！」

A「ゆっ勇者！？」

ー書き足す予定ー

どうやら俺は異世界に転生したようです。