百二十五本 ページ30
日向side
西｢犯人はパーティー中も床下でゴキブリみたいに待ち伏せしてたんだよ｣
花｢それなら女子のパンツも見放題だし…停電中に倉庫まで行かなくて済むよ！｣
澪｢そうなんすか、冬彦ちゃん！｣
九｢勝手に犯人にしてんじゃねーよ！｣
小｢でもパーティーが始まった後は誰もアンタの姿を見てないんだよ？アンタにはアリバイがないって事だよ！｣
【それは違うぞ！】
｢いや、九頭龍にはアリバイがあったはずだ、そうだよな、七海？｣
七｢えーっと…あ、そうだったね｣
ー｢…あれ？どうしたの、九頭龍くん？｣ー
ー｢お、おう…オメーこそ何してんだよ…こんな所に1人でよ｣ー
ー｢私は見張りだよ、ほら、モノクマを中に入れないようにさ｣ー
ー｢へっ…ご苦労なこった…｣ー
七｢九頭龍くんを見たのはパーティーが始まった後だから、彼がパーティー前から床下にいたとは考えられないよ｣
九｢もっと早くその話をしろ、ボケが｣
小｢アンタが悪いんでしょ？大体…なんで旧館の辺りをうろついてたのよ？｣
筒｢やる事がなくて暇だったんじゃない？もしくはパーティーが気になったか！｣
九｢う、うっせーよ…｣
花｢実は外から床下に通じる抜け穴があって、それを偵察しに来てたとか…｣
九｢…んだと、コラァ！｣
花｢いやぁああああああああんっ！！｣
西｢わー、怒鳴られて喜んでるよー！？｣
筒｢えー？キモイー！｣
田｢どちらにせよ、外から床下に入るのは不可能だ、俺様と七海が確認済みだぞ…｣
ソ｢では、やはりどなたかがパーティー中に、倉庫から床下に潜り込んだのですね？｣
罪｢パーティー中というか…停電中だったのかも…｣
七｢あー、停電中にいなくなったんなら、気付けなくても無理ないもんね｣
花｢けど、あの暗い廊下を倉庫まで歩いて行くなんて、卵なしでエッグベネディクトを作るようなモンだよ！｣
左｢そうだな…オレがすぐ傍の事務室にすら、辿り着けなかったほどだしな…｣
｢…けど、本当に無理なのか？もう少し、その可能性を検討してみてもいいかもしれない…｣
澪｢あの暗がりっすよ？倉庫まで移動するなんて絶対に無理っす！｣
でも…やっぱり引っ掛かるんだよな
何か見落としてるような気がして…
それをハッキリさせる為にも、もう1度…
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作者名：コヒ・ミルキー | 作成日時：2024年1月8日 0時
