【狛枝凪斗】この薔薇を君に 2【男主】 (ページ18)

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百十三本ページ18

日向side

小「ひょっとして…あんたはナイフを仕掛ける為に、わざと掃除当番になったんじゃないの…？」

弐「そう言や…掃除当番を決める時のくじ引きは狛枝が用意したモンだったのぉ…」

ー「実はさ、こんな事もあろうかと用意しておいたんだよね」ー

ー〈どんな事があると思ったんだよ…わざわざこんな物を作っておくなんて…〉ー

ー「赤い印が付いた“当たりの割り箸”を引いた人が掃除当番でどう？これなら公平でしょ？」ー

小「ただのくじ引きじゃなくて…何か仕込んでたんでしょ？そうやって…わざと掃除当番になったんでしょ？」

狛「………………」

七「犯人かどうかはわからないけど…少なくとも、怪しいと言うには充分な根拠だよね？」

狛「う…うう…！」

弐「だとすると…さっきの妙な演説もお前さんの作戦という訳か…」

九「オレらのやる気を削いで、自分がやった事を誤魔化そうとしてたんだな！？」

小「どうなのよ？ハッキリ言いなさいよ！」

威『もうやめてよ！！』

狛「んん…んぐぅ…！」

「狛枝、反論があるなら言ってくれ…正直言うと、俺だって信じたくないんだ…一緒に捜査したお前が…あんなに優しいお前が…十神を殺した犯人だなんて…」

狛「ん…んぐぅぅ…！」

「狛枝、どうなんだよッ！？」

狛「んん…んんんんんんぅぅぅぅぅ…！」