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横山side
真宮寺くんの声を聞いたら
ほんのちょっとだけ心が軽くなった
初めて誰かにボクの悩みを話せた
仕事で会った人達にも言えなかったのに
真宮寺くんには迷惑かけちゃった
突然電話しちゃって…
あんまり興味の無い話も聞いてもらって
真宮寺くんには頭が上がらないなぁ
あ…早く戻らなきゃ
遅くなったら母さんにめちゃくちゃ怒られる
頭は十分冷えたし…今なら上手に出来そう
悪い人殺しの役なんて今もよく分からないけど
何となく…できる気がする
だってボクは演技のプロだもん
小さい事で自分のやる気を起こして
みんなを楽しませないとね
仕事が終わったら真宮寺くんに謝らなきゃ
きっとお姉さんに会いに行ってたと思うから
二人の時間なのに…邪魔しちゃった
…そういえばプレゼント気に入ってくれたかなぁ
お姉さんの好みがよく分からなかったから
定番の小さなネコの置物を選んだけど
真宮寺くんにあげるものはすぐに決まった
真宮寺くんに選んだのは
ちょっとレトロでおしゃれな手鏡と櫛
ボクにはブランドなんて分からないから
柄と袋が綺麗な方を選んだんだけど
真宮寺くんがブランド好きだったらどうしよう
でも…気に入ってくれたらいいなぁ
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作者名：コヒ・ミルキー | 作成日時：2023年11月25日 2時
