【真宮寺是清】君は誰よりも美しい【男主】 (ページ34)

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真宮寺side

横『真宮寺くんの手は綺麗だねぇ、男の子って感じがするよ！白いからひんやりしてそうだね』

｢そんな事初めて言われたヨ｣

横山君の健康的に白くて小さな手が
僕の手の上に重ねられた
横山君の手が僕の冷たい手を温めていく

横『あ、そうだ！真宮寺くんにあげたいモノがあるの』

パッと離された横山君の手に…
少しだけ寂しさを感じた

横山君はカバンの中から
丁寧にラッピングされた箱を取り出した
綺麗に装飾されたカバーの表面には
可愛らしい子猫のシールが貼られていた

横『新しい服を買いに行った時に見つけて、真宮寺くんに似合うんじゃないかな〜と思って買ってみたんだ、汚れちゃったら嫌だからお家で開けてね』

｢わかったヨ｣

横『お互いに家知らないから学校でしか渡せなくて、今日休んでたらどうしようと思ってたんだー！』

｢そう言われると少し不便だネ、それならメールアドレスとやらを交換しないかイ？僕は機械にはあまり詳しくないから今そう言うかは知らないけどネ｣

横『うん！交換しよ！はいどーぞ』

へぇ…便利なものだネ
こんなにすぐに出来るとは思わなかったヨ

それにしても横山君のスマホケースは可愛らしいネ
まるで飾りの多いソフトクリーム
そんなところまで拘っているなんで流石だよ

横『ふふっ、学校が無い日でも真宮寺くんとお話できると思うとなんだかワクワクするなぁ』

｢そうだネ、僕も楽しみだヨ｣