【真宮寺是清】君は誰よりも美しい【男主】 (ページ33)

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横山side

あー面白かった！
この本はボクの数少ない宝物になりそうだなー

真「おや、読み終わったようだネ」

『…あ！あちゃーごめん！真宮寺くんせっかくお話してくれるって言ってくれたのに本に夢中になってた…』

真「いやそれはいいんだけど集中力だネ、何度か声をかけたのだけど君は全く反応しなかったヨ」

『ほんとにごめんね…わー恥ずかしい』

真宮寺くんは微笑んでるけど、呆れてないかな…
でも真宮寺くんは大丈夫だよーって言いそう

『…真宮寺くん、ボクどうしても分からないところがあったんだけど、真宮寺くんはわかる？』

真「さぁどうだろうネ、見せてごらん」

『ここの…お茶を飲んでるページなんだけどね？』

あわあわしてすごい分かりにくかったと思うけど
真宮寺くんは真剣に聞いてくれて
ボクにも分かりやすいように教えてくれた

真宮寺くんってすごい大人っぽいな〜
髪の毛もツヤツヤだしキラキラのサラサラだし
お姉さんとそっくりの綺麗な顔だし
それと…何より真宮寺くんってすごい身長高いの！

羨ましいなー！
ボクいっぱい牛乳飲むのになんでこんな小さいのかな…

でもね？目だけは真宮寺くんとお揃いなんだよ
ボクも真宮寺くんと同じ黄色い瞳なんだー

なんだかお月様と星みたいだよね
静かで綺麗な真宮寺くんがお月様で
子供っぽいボクが星

ボクはたくさんある名前も知らない星の1つ
でも真宮寺くんはたった1つしかない月
月ってすごい魅力的だよね、欠けてても無くても綺麗！

あと太陽も合う気がするんだよね！
…真宮寺くんの隣ならボクは息ができるから
太陽がないと…星は宙に浮いてるただの石ころだから