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横山side
カフェで時間をつぶして
色んなお店を見ていく中で
そういえば真宮寺くんの用事って何かなって考えてたら
真宮寺くんは綺麗なお花と
可愛らしいおもちゃを抱えていた
何も言わない真宮寺くんの後ろを追うと
大きくて綺麗な病院が目の前に見えた
真宮寺くんの持ってる荷物でなんとなく察してた
真宮寺くんの中にあるドス黒くて深いモノでもね
看護師さんと話をして、真宮寺くんに案内されたのは
他より一回り大きくて綺麗な病室だった
広い部屋の中に一つだけあるベッドに
僕の位置からは顔は見えないけど
…綺麗な人が窓の外を眺めていた
真「やァ…今日も美しいネ」
真宮寺くんの声に反応して
窓の外を眺めていた彼女が振り返った
彼女、そう彼女！…人の性別を言い当てるなんて
演技と並ぶくらい得意とすることなんだよねぇ
???「あら、是清…その子は？」
信じ「前に言った子、横山君だヨ」
この病室にいるのはボクと真宮寺くんと
真宮寺くんによく似た女性だけ
だからちょっとでも肩の力を抜きたくて
手触りも柄もオシャレなベレー帽とメガネを取った
取ってすぐに気づいたよ
この行動はあまりにも軽率だったなって…
だってメガネを外した途端
彼女の瞳に光が灯ったのがわかったもん
ボクは誰もが知ってる有名人だから
どんな時でも、どんな事でもちゃんとしないと
すぐにスキャンダルに撮られて人生終わっちゃうよね…
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作者名：コヒ・ミルキー | 作成日時：2023年11月25日 2時
