【真宮寺是清】君は誰よりも美しい【男主】 (ページ23)

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真宮寺side

嬉しそうにパンケーキを頬張る横山君は
まるで…ハムスターだヨ

…なんだか意外だネェ
彼のような人間はこの様な食べ物を見ると
すぐに写真を撮ると思っていたのだけど
彼は料理が来た途端すぐに食べ始めた

横『真宮寺くん、本当にコーヒーだけでいいの？』

「…嗚呼」

…僕なんかにお金を使うのは勿体ないからネ

けれど今は、彼の時間を買ったという意味でも
ここでの代金、そしてこれから彼が欲しいというモノ
それらのお金は全て僕が支払おう

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横山君が料理を食べ終わった頃
時間はとても早く過ぎ、時計の針は十一時を指していた

僕は彼がトイレに経つのを見計らって
さっさとお会計を済ませた

横『ふふっ、すごい美味しかったなぁ…また行こっと』

「喜んでくれてよかったヨ、じゃあそろそろ行こうカ」

横『えっ？でもお金』

「気にしなくていい、これは僕のほんの気持ちだからサ、君を誘った対価にしてはまだまだ安いくらいだけどネ」

横『んぐぐ…じゃあ次はボクがお金出すからね…絶対！』

「ククッ…楽しみにしているヨ」

…次ネ、また僕と出かけてくれるのか…
横山君はなんて面白いんだろうネ、嗚呼…楽しみだナ…