九十七本 ページ50
威榧side
『起きないね…ハムスター』
田「破壊神暗黒四天王だ…」
…破壊神暗黒四天王は瓶の中で密着して
温かいのか全く起きる気配がない
1度は瓶を揺らす事も考えたけど
ぐっすり寝てるこの子達に悪い気がした
身体的にも危ないしね…
田「威榧、破壊神暗黒四天王が…すまない」
『いいよ…どうせ使い道の無いものだし、気に入ってるならあげるよ』
田「…いいのか？」
『うん、割れたらまた言って、一応予備はいくつも用意してあるからさ』
田「……あ…ありがとう…」
田中君はマフラーで口元を隠して
ギリギリ聞き取れるくらいの小声で呟いた
ーゴゴゴゴゴゴゴゴ…！ー
日「な、なんだ！？なんか…揺れてるぞ…！？」
モノ「な、なんか危険でちゅ！ミナサン伏せてくだちゃーい！」
罪「な、なんか出てきましたよぉ！？」
辺「な、なんだ？まさか…あそこから入れという事か？」
筒「えぇっ、なにこれ！どういうメカニズム？？」
田「な、なんたる禍々しきオーラだ…！眠りについていた�狃電瓦寮崗櫚瓮泪�Gが目覚め震えるほどとは…！」
西「うわー！あからさまに怪しいねー！」
左「か、勘弁してくれ…！もう本気で…勘弁してくれって…！」
花「ねぇ、もうやめない？なんか…リアリティーなんか欠片もないし、て言うか…そもそもさ…無理なんだよぉ！犯人を見つけるなんて無理だってばぁ！」
小「よ、弱音を吐いたって仕方ないでしょ！男ならしっかりしなさいよ！もう、ここまで来たら…覚悟を決めて行くしかないって…」
日「そうだな…もうどこにも逃げられないんだ…だったら行くしかないよな…」
七「みんながそう決めたなら…私もそれに付いて行く事にするよ、難易度の高いゲームだけど…クリア目指して頑張ろうね」
俺は恐怖と緊張に震える足を必死に動かして
モノクマロックの口から降りてきた
エスカレーターへと乗り込んだ
震えている手を視界に入れないようにして
見てしまえばきっと…怖くなって
逃げ出してしまうと思うから
だから…俺は手すりに掴まって
目を閉じたままエスカレーターに運ばれていく…
そうして皆がモノクマロックの中に入ったところで…
外の世界と俺らのいる場所は遮断された
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 4人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：コヒ・ミルキー | 作成日時：2023年11月18日 11時
