【狛枝凪斗】この薔薇を君に【男主】 (ページ45)

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九十二本ページ45

威榧side

俺ら検死組が十神君の遺体を調べている間
日向君は色んな所で手掛かりを調べているらしい
そして小泉さんに話しかけるなり険しい顔をした

罪「あ…ひ、日向さん、あのぉ…もし良かったら、少しだけ私の話を聞いて貰ってもいいですかぁ？」

日「何かわかったのか？」

罪「えっとぉ…私たちのできる範囲内で、十神さんの遺体を検死してみたんですけど…そ、そうしたら…十神さんの胸や腹部には無数の刺し傷があってですね…そ、その傷が…その傷が…うぅ…」

『…その傷が肺や内臓に達してて、多分直径5ミリくらいの、細くて鋭利な何かで何度も刺されて殺されたんじゃないかって思うんだ…』

罪「…うえっ、うええええええええーん！」

罪「お、おい…大丈夫か？」

罪「ごめんなさぁい！話してる内に悲しくなってしまいましたぁ！」

日「む、無理しなくていいぞ、話の内容は…もう大体わかったからさ…」

罪「う…ううう…ず、ずみまぜぇん…！」

…俺は今回、医療道具は持って来てない
持って来てたとしても十神君に回収されてたはずだ
それなのに、犯人は一体どうやって…

［キーン、コーン…カーン、コーン］

モ「［はーい、時間でーす！そうでーす、お待ちかねの学級裁判の時間でーす、では、集合場所をお知らせ致します､ジャバウォック諸島の中央にある島に、愛らしいボクの顔が彫り込まれた岩山があります、その名も〝モノクマロック〟でーす！そこに、隠された秘密の入り口から、エレベーターで地下へとお進みください、うぷぷ、じゃあまた後でね〜！！］」

…モノクマの顔が彫り込まれた岩山…？
そんなの…あったっけ？