八十四本 ページ37
威榧side
小「な、なんなの…訳わかんないよ…！」
辺「十神を殺した犯人を探せだと…？なぜそんな事に…！」
左「ううっ…いい加減にしてくれよ…どうしてオレが…こんなメンドクセー事に巻き込まれなきゃなんねーんだって…」
モノ「あ、あの…疑い合うのはダメでちゅ…だって…ミナサンは仲間同士だから…」
西「でも、豚足ちゃんが殺されたのは事実だよねぇ！？で、その犯人を見つけないと、みーんな殺されちゃうんでしょ？」
ソ「だとしても、わたくしには堪えられません！せっかくできたお仲間を…疑わなくてはならないなんて…ッ！」
西「だからさぁ…堪えられるとか堪えられないとか、そういう問題じゃないんだって…生き延びるにはやるしかないんでしょ？だったら、やるしかないじゃーん」
モノ「ダメー！仲間同士で疑い合うなんて、そんなの絶対にダメー！」
左「だー！うっせーよ！約立たずのザコウサギは消えてろ！」
モノ「ほわわっ！脅されると怖いでちゅよ！」
筒「じゃあモノミはこのまま思考を停止してみんな仲良く死ねって言いたいの！？疑わなきゃ死ぬんだよ！？僕は…僕はこんなところで死んでられないんだよ！！」
モノ「ち、違まちゅ…わたちはただ、モノクマの思い通りにさせないために…」
………………
日「本当に…やるしかないのかよ…」
小「嫌だよ…そんなの嫌だよ…」
罪「私だって…嫌ですよぉ！そ、そんなの怖いじゃないですかぁ！」
辺「しかし、西園寺の言う通りだ、やらなければ殺されるなら…やるしかあるまい」
狛「…けど…やっぱり信じられないよ、ボクらの誰かが十神クンを殺したなんて…そんなの信じられない…絶対に信じない、だから、その為にも…やるよ…！ボクは十神クンの死を調べる…この中に犯人がいないって事を証明してみせる、騙し合ったり疑い合う必要なんてない、ボクらが疑うべきなのはボクら同士なんじゃなくて…ボクらを推し潰そうとする…この絶望なんだ！」
…現実的な絶望…
俺達が戦わなくちゃいけない本当の敵はそれだ…
その敵から生き残る為にも…やるしかない…のか
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作者名：コヒ・ミルキー | 作成日時：2023年11月18日 11時
