五十二本 ページ4
日向side
花「う…うわ…うわあああああああああああっ！！」
左「な、なんだよそれェェェッ！？」
澪「あぶあぶあぶ…序盤なのに…さっそくモノミが死んじゃった…！」
筒「おぇぇぇ！！」
花「ちょ、ちょっと！大丈夫！？」
田「そ、それは魔人か…！？それとも…未来兵器なのか…？」
モ「恐るべき脅威の殺戮兵器！それが、モノケモノなのだッ！」
唐突な化物の出現…
しかも、命を脅かす化物の出現にも
俺達は誰1人として逃げようとしなかった
その存在を認識できてない訳じゃない…
ただ…圧倒的に経験が不足していたんだ
今まで経験した事のない突拍子のない事態に
どう対処すべきか判断が下せないでいたんだ…
その事実は…この場においては致命的だった
モ「うぷぷ…そうそう、これこれ、この絶望感満載のノリだよね！やっぱ、見せしめはこうでなくっちゃね！アーッハッハッハッハッハッハ！！」
興奮した高笑いを響かせるモノクマとは対照的に
俺達はすっかり固まっていた
呼吸をする事さえ忘れたように固まったまま…
…呆然と立ち尽くしていた
俺達は無力だった…
大量の水に溺れて流されるアリと同じだ
モ「さて、これでオマエラもわかってくれたと思うけど…あのね、オマエラはボクに逆らえないんだよ、無惨な海の藻くずになりたくなかったら、ボクには決して逆らわない事だね！言っとくけど…ボクには慈悲も同情も憐れみもないよ、だってボクはクマだからね」
モ「南の島でテンション上がっちゃった…なんて言い訳は、一切通用しないんだからねっ！それと、『コロシアイ修学旅行』を始めるにあたって、電子生徒手帳をアップデートしておいたからね、そこに『コロシアイ修学旅行』のルールがあるので、後でじっくりと読んでおいてください、ルールを知らなかったなんて言い訳が通用しないのは、どこの世界でも一緒だよ、ではでは…開放的で過酷で凄残な南国の島での修学旅行をどうぞ、お楽しみあれー！」
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作者名：コヒ・ミルキー | 作成日時：2023年11月18日 11時
