七十五本 ページ28
威榧side
澪「うーん、去っていくペコちゃんの後ろ姿が哀愁漂ってて超クールっすね…」
筒「あの超クールさと美人さ、ぜひうちの事務所に来てほしいところですなー」
西「でもさー、そっちのジェラルミンケースは持っていかなくても良かったのー？」
十「これか…いや、こっちのジェラルミンケースは大丈夫だ」
西「あー、ずるいんだー自分だけ私物持ち込んじゃってさー」
十「特別扱いは当然だ…俺は特別だからな」
左「それを言われたら…もう何も返せねーよ」
筒「このパーティーの主催者だしねー」
十「このジェラルミンケースを手放す訳にはいかん、あっちのケースの鍵も入っているからな、俺が責任を持って見張っておく、他のヤツに任せておく訳にはいかないんだよ」
終「そ、それより…もう問題は片付いたんだろ？だったらパーティーを…」
十「いや、問題はまだ残ってる」
終「どいつをぶちのめせばいいんだよ！？早く教えろってっ！」
『…そういう事じゃないって』
…お腹が空きすぎて、思考が停止してるな
十「いや…やれるならやって貰いたいところだ、あのジャマ者は厄介だからな」
日「え？もしかして残ってる問題って…」
十「このパーティーを邪魔するであろう存在…モノクマだ」
終「よっしゃあ！モノクマをやっちまえば飯が食えんだなッ！？」
弐「待ったれや…あんなヤツに喧嘩売ったところで、ハチの巣にされるのがオチだぞぉ…」
『そうだよ、モノミのあの姿は終里さんも見たでしょ…？』
終「だったら、ここで餓死すんのを待てっつーのか！？」
小「が、餓死とか大袈裟だって…！」
十「あれは戦ってどうにかなる相手ではない、それより頭を使って方法を考えるぞ…」
七「…あ、だったら私がなんとかするよ」
十「なんとかする…？お前がか…？」
左「おいおい…お前みたいな少女に何ができんだよ…危ない目に遭うだけだぞ？」
七「危なくないよ、私自身が何かする訳じゃないし」
日「七海がする訳じゃない…？」
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作者名：コヒ・ミルキー | 作成日時：2023年11月18日 11時
