七十一本 ページ24
狛枝side
十神クンの言う通り
大広間には全員とは言わないけれど
結構の人数が集まっていた
そんな中…余興を担当すると言った筒見クンは
高レベルのマジックや
誰もが知っているドラマの役を演じて
みんなを楽しませていた
Aは机に並べられた豪華な料理に目を輝かせていた
叔母さん…えっと、Aの叔母さんは
良くも悪くも普通の料理しか作らない
食べさせてもらっている身で
こんなこと言わない方がいいんだろうけどね
威『この飾り付け…この絨毯も凪斗がやったの？』
「うん、そうだよ」
威『凄いね…俺には多分無理だ』
「Aに褒められるなんて、嬉しいなぁ」
僕がそう言うとAは顔を逸らした
きっとまた顔を赤くさせてるんだと思う
Aは昔から…恥ずかしがり屋さんなんだよね
机の上に並べられた料理を眺めていると
日向クンがやってきた
彼が来たことでAは少し嬉しそうだった
…ボク達は筒見クンの大技マジックを見て感動していた
筒見クンのマジックの腕は
超高校を名乗っても問題がない程に素晴らしいモノだった
と、その時
大広間に主役の声が鳴り響いた
十「…待たせたな、花村は厨房か…それに…やはり九頭龍は来なかったようだ」
辺「すまない、パーティーの件は伝えたのだが…」
小「別にペコちゃんが謝る事じゃないって、来ないのはあいつのせいなんだからさ…」
筒「九頭龍君はこういうの苦手なんじゃない？」
十「本来であれば、全員強制参加なのだが…まぁいい、欠席者が1人だけなら問題はないだろう…1人では何も起こしようがないからな」
辺「…何か含みのある口ぶりだな？」
十「そんな事より…ん？おいっ、あれば何だッ！？」
突然険しい顔になった十神クンの視線の先には
料理が並べられたテーブルがあった
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 4人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：コヒ・ミルキー | 作成日時：2023年11月18日 11時
