【狛枝凪斗】この薔薇を君に【男主】 (ページ22)

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六十九本ページ22

威榧side

凪斗に噛まれたところが風に当たって…痛い
こういう時に限って
救急箱をコテージに忘れてきちゃうなんて…

筒「あ、威榧くーん！狛枝くーん！」

小「二人もパーティーにいくの？」

狛「そうだよ」

『強制参加って言われたし…十神君怖いし…』

筒「確かに十神君って怖いよねぇ、それで言ったら真昼ちゃんも十神君と一緒だね、口うるさくてめんどくさいタイプって言うか〜」

筒見君…よく本人の前でそれ言えるな…
でも否定できないな…怖いのは事実だし

小「はぁ！？なんでアンタはそういう事を」

狛「まぁまぁ…落ち着いてよ小泉さん」

『な、仲良くしようよ…』

筒「威榧君もそう思わない？真昼ちゃんって怖いよねぇ」

『えっ！え、と…』

小「ちょっと、そこはすぐ否定しなさいよ！」

筒「威榧君ひどーい！」

そう言って事の元凶、と言ったら大袈裟だけど…
小泉さんを怒らせた張本人の筒見君は
腹を立てる小泉さんを連れて旧館へ入っていった

狛「災難だったねぇA」

『俺は一体何に巻き込まれたの…？』

もしかしたら…俺はまんまと
筒見君が小泉さんと仲良くする為の踏み台にされたのか
えぇ…ちょっと最悪じゃん…

狛「じゃあ僕達もそろそろ行こっか」

『うん…』

もう変な事に巻き込まれなかったらいいけど…