六十四本 ページ17
威榧side
小「えっと…じゃあ旧館で決まりって事でいいんだよね？でもさ、準備はどうするの？改築予定で放置されてたなら掃除も必要でしょ？」
ソ「わたくしは掃除という汚らわしい行為は初めてなので、めたんこワクワクしてしまいます！」
左「いやっ！王女様の手を汚すなんてとんでもない！」
西「えー、私もヤだよー！」
筒「僕もヤダー！」
弐「なんじゃあ…誰もやらんのかい…？」
狛「だったら、くじ引きで決めるのはどうかな？」
…くじ引き…？
狛「実はさ、こんな事もあろうかと、用意しておいたんだよね」
こんな事って…どんな事だよ…
わざわざそんなものを作っておくなんて…
狛「赤い印が付いた“当たりの割り箸”を引いた人が掃除当番でどう？これなら公平でしょ？」
田「では、すべての命運を、このくじ引きに委ねるとしよう」
小「じゃあ、恨みっこなしね」
俺達は凪斗が手にしたくじ引きを
みんなが順番にくじを引いていった…
で、その結果はと言うと…
狛「あれっ！ボクが当たりだ！？」
日「ははっ、超高校級の幸運って言う割には、全然ツイてないんだな…」
狛「うーん、仕方ないね…まぁ、掃除だったらボクに任せてよ、実は得意なんだよね」
小「あ、わかるかも、アンタって見るからに“主夫”って感じだもんね」
狛「…褒め言葉として捉えておくね」
花「料理の方はぼくに任せるといいさ、よーし、まずは食材を調達して、それから旧館で料理に取り掛かるとしようかな、この花村輝々がビシッと！“世界一美味しいパーティー料理”をご馳走しますよ！」
辺「では、そのパーティーの件を九頭龍に伝えておけばいいのだな？」
十「では、いったん解散して、夜のモノクマのアナウンス後に旧館に集合だ」
そうして何人かは
それぞれ時間まで自分のコテージへと戻って行った
だから俺もそのままコテージに戻ることにした
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作者名：コヒ・ミルキー | 作成日時：2023年11月18日 11時
