六十一本 ページ14
威榧side
レストランに着くと急に肩の力が抜けた
多分影の下に入ったからだと思うけど…
『凪斗、はい上着…』
狛「もういいの？もう少し着ててもいいよ」
『…大丈夫、それは凪斗の方が似合うから…』
似合うのは本当けど…俺が着るとちょっと大きいし…
俺の方が小さいって間接的に言われてるみたいだ…
温かいけど…なんとなく…やだ
先に来てた皆は…誰も喋っていない
まぁその方が俺的には落ち着くんだけど…
何となく空気が重いというか…
十「…全員揃ったか？」
七「…あれ、九頭龍くんがまだみたいだね？」
西「あはっ、もう殺されちゃってたりして…」
澪「ぎゃあっ！ついに死者が！？」
筒「ちょっとー勝手に殺さないであげよぉ」
辺「…さっき外で会ったぞ、だが、今日は欠席すると言っていたな」
小「こんな時まで一匹狼ぶってどうすんのよ…」
筒「まぁペースは人それぞれだからねーよく知りもしない、こんな状況で何を企んでるか分からない人達と同じ場所にいるようなバカな事をするよりはマシだけどねー」
小「ちょっと、それどういう意味よ…！」
左「ひょ、ひょっとして…1人でこっそり誰かを殺す作戦を練ってるとか…」
ソ「左右田さんっ！お仲間を疑うのは良くありませんよ！」
左「だって、あいつって極道なんですよ？わかります？ジャパニーズヤクザです！」
『いくらヤクザって言っても…無意味に非人道的な事をやるとは思えないけど…』
十「おそらく、あいつは呼んでも来ないだろうな、そういう男だ、仕方がない…俺達だけで話を進めるぞ、あいつには後で誰かが伝えておいてくれ」
日「話って…なんの話だ？」
十「喜べ…今日の夜、パーティーを開催する事にしたぞ」
パーティー…ねえ
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作者名：コヒ・ミルキー | 作成日時：2023年11月18日 11時
