四十七本 ページ48
日向side
ウ「きゃあああああああ！や〜め〜て〜！」
モ「コラッ！じっとしてろ！木の棒が…中に入らないだろっ！」
ウ「イ〜ヤ〜だ〜！そ、そういうのダメでちゅって〜！」
モ「じゃじゃじゃーん！大･完･成！」
ウ「なっ…！なんでちゅか、これっ！？あちし、こんな妙ちくりんなの嫌でちゅ！元に戻してくだちゃい！」
煙が晴れて見えたのは
クマと似たデザインのウサミだった
モ「あらら…お兄ちゃんのセンスに口答えとは、モノミちゃんは不良さんなのかなー？」
ウ「へ…お兄ちゃん？モノミ？」
モ「オマエの立ち位置って今やあやふやだから、ボクの妹の“モノミ”って設定にしたの…後付け設定だけどね」
ウ「ど、どうして、あちしがあんたの妹なんでちゅか！？」
モ「…じゃあ、姉さん？あなたは生き別れたボクの姉さんだったんだね？うーん、しっくり来ない…やっぱり、オマエはボクの妹だな、そういう訳だから…モノミよ！金輪際、お兄ちゃんに逆らったら許さないからな！」
モノ「ほわわっ！すっかり名前の表記も“モノミ”に！？ちょ、ちょっとー！勝手にそんな設定なんて許しませーん！うぎゃああああああああああ！」
モ「バッカモーン！お兄ちゃんに適うと思ったかー！」
モノ「痛い！ぶたれると凄く痛いでちゅー！！」
モ「どうだー！思い知ったかー！」
な、なんだよ…これ…？
動くヌイグルミ同士のケンカとか…
もう…滅茶苦茶じゃないか…！
モノ「うう…せめてマジカルステッキがあれば、性格の悪いモノクマなんてやっつけられるのに…」
モ「うぷぷ、隙があるのが悪い…戦場では一瞬の隙が命取りになるのだよ」
九「おい…この小芝居はなんなんだよ…？」
終「し、知るかよ…！」
七「でも…まずい事になってるのは確かみたいだね」
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作者名：コヒ・ミルキー | 作成日時：2023年11月11日 3時
