四十五本 ページ46
日向side
な、なんか…一気に空が曇って…
…は？
なんだよ…急に！？
「な、なんだこれ…？こんな曇り方…いくらなんでも不自然だろ…！」
ウ「え？あ…れ…？」
「おい、今度はなんだ？何が起こってるんだよ？お前は何をしたんだ！おかしいだろ、さっきまであんなに晴れてたのにッ！」
ウ「あ、あわ…あわわわ…な、なんでちゅか！これぇえええええっ！？」
「…は？」
ウ「ど、どうして…あちしは何もしてないのに…こんな事が…？あり得ないでちゅ！こんな事あるはずないでちゅって！」
…と、その時だった
俺達の混乱に輪にかけるように
突然“それ”は始まった
〜あー、あー…！マイクチェック、マイクチェック！あー、あー！あー、あー！聞こえますかー、聞こえますかー？〜
それは…場違いなほど能天気で明るい声
だけど、ウサミのそれとも全く違っていて…
その能天気さの裏に
底知れぬ悪意のようなものが渦巻いているような…
そんな悪意を感じ取った瞬間
俺の体はブルリと震えていた
〜うぷぷ…こいちゃった？ビックラこいちゃった？…ですよねー！さて、大変長らくお待たせしました、くだらない余興はこれぐらいして…そろそろ、真打の登場でございます！オマエラ…ジャバウォック公園にお集まりくださーい！〜
ウ「ま、まさか今の声って…！だ、だとしたら…大変でちゅ、なんとかしないと…あちしがなんとかしないとっ！！」
「あっ、おいっ！待てよ！」
十「何やら…ただならぬ雰囲気だったな…」
七「私達も…行った方がいいかも…ジャバウォック公園だったね、急ごっか」
終「あ、おいっ！ちょっと待てよ！」
「け、けど…泳いでる連中はどうするんだ？」
十「連中の着替えを待っているヒマはない、何やら嫌な予感がする…先に行くぞ」
九「なんなんだよ、クソが…くだらねー事だったらマジで切れるぞ…！」
一体なんなんだ…？
何が起こってるんだ…？
「と、とにかく…ジャバウォック公園…だったよな？」
威『泳いでる皆は俺が何とかするから、日向君は先に行って後でまた何が起こってるか教えてくれる？』
「あぁ、わかった！」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 4人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：コヒ・ミルキー | 作成日時：2023年11月11日 3時
