四十一本 ページ42
威榧side
澪「南の島でお楽しみパーティって言ったら、やっぱ、バーベキューとかっすかね？」
小「あ、キャンプファイヤーもいいかもね」
筒「僕花火がしたーい！」
田「火の花は夜にこそ輝く」
西「みんなでツチノコ殺そうよー！」
左「見つけるだけじゃ飽き足らねーってか！？」
ウ「ミナサン、様々なご提案があるみたいでちゅけど、海と言ったらまずは…ほーら、やっぱりこれでちゅよね！」
狛「…スイミングバッグ？」
ウ「ピンポーン！らーぶ、らーぶ！」
左「うおおお…って事は！」
ウ「はいっ！ミナサンの水着を用意させて頂きまちた！とりあえずスクール水着だけど勘弁ね」
日「お、泳げって言うのか…？こんな状況で…？」
ウ「そんな上から目線の命令と違いまちゅよ、ただ、泳ぎたい人がいたらどうぞと思って…」
日「お、泳げる訳ないだろ！こんな訳のわからない状況の中で呑気に泳ぐヤツなんて…」
澪「いやっほうううううううううっ！！」
日「…えっ？」
左「そうそうっ！こんなイベントが欲しかったんだよ！天気もいいし、泳がねー手はねーもんな！」
花「ぼくは賛成だよ」
筒「やったー！こんな綺麗な海が目の前にあるのに入っちゃダメなんておあずけ食らうかと思ったよー」
花「ぼくの下半身も賛成だってさ！ほら、見てごらんよ！」
ソ「下半身ですね！わかりました！」
狛「だ、だから、わからなくていいって！」
小「けど、海で泳ぐのなんて何年ぶりだろー！」
澪「明楽ちゃんは俳優っすから海にはたくさん入ってるっすよねー？」
筒「ドラマのあれは全部CGだよー？大きな水槽の中に入って撮ってるだけだから海とは大きくかけ離れてるよー」
小「俳優も色々大変なのねー」
弐「ぬぅおおおおっし！さっそく着替えるとするかのぉ！」
歓声を上げた数名は
ウサミから水着を受け取ると…
着替えの為に一目散にホテルへと走っていった
狛「…ねぇ、日向クンはどうする？」
日「………………」
狛「ボクにはキミの気持ちもなんとなくわかるから、無理にとは言わないけどさ…でも、気が向いたら、日向クンも来てくれると嬉しいな…Aはどうする？」
『俺は皆が倒れてもすぐ対処出来るようにここで見てるよ』
狛「そっか、じゃあゆっくりしててね」
それだけ言い残して
凪斗も小走りでホテルの方へ消えていった
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作者名：コヒ・ミルキー | 作成日時：2023年11月11日 3時
